芝居がやめられない

真夏座125回公演

真夏座の第125回公演「三人姉妹2014」を観た。 「三人姉妹」といえばチェーホフだが、それを翻案して2014年を迎えようとしている現代 日本に舞台を移した悲喜劇にしたところが真夏座らしい。 場所は北海道のどこかで、三人姉妹の父親はその村に原…

劇団東演

11月12日、下北沢の東演パラータで劇団東演第141回公演を観劇した。 現代フランスの劇作家ギィ・フォワシィの2作品「相寄る魂」と「ファンファーレを待ちながら」 を観た。 後者がすこぶる面白い。老人ホームに暮らす三人(2人の老婦と1人の老爺)…

真夏座第124回公演

楽日の2日、真夏座の「見えない船に乗って」を観劇した。 会場はいつもの後楽園駅前にある文京シビックホールの小ホール。 脚本はまだ二作目という前進座俳優志村智雄の書き下ろし。 前半はほんわかとした家族劇で主人公の突然死で中休み。後半は主人公が幽…

劇団東演の「長江 乗り合い船」

劇団東演の第140回公演「長江 乗り合い船」を観てきた。 会場は下北沢に東演が所有している東演パラータである。 下北沢駅まで待ち合わせしたタキザワ氏と一緒に観劇。 作者は沈虹光という現代中国の劇作家、であるから物語は現代中国が舞台である。 長江…

真夏座公演

劇団真夏座の第123回公演「師走の来訪者」を観に行ってきた。 会場は後楽園の文京シビックホール・小ホール。 タキザワ、イワシナ両氏と会場前で落ち合って入場。 池田一臣の作・演出になる新作劇。 にぎやかに、現代の家庭が抱えている特徴的な諸相を、…

劇団東演「月光の夏」

劇団東演がいまやオハコにしている朗読劇「月光の夏」を清瀬けやきホールで観た。 清瀬にはわくわく亭の年長の友人岩品さんが住んでいるので、来週の下北沢での公演より 彼を誘い出すには便利なので、本日清瀬に行って、タキザワさんと3人で観てきた。 清瀬…

劇団東演の『どん底』

《明けても暮れても牢屋は暗い。逃げはしたいが、えい、やれ、鎖が切れぬ》 この暗鬱な合唱は、わくわく亭の記憶の底に残っています。 学生のころ、岩波文庫で読んだゴーリキーの戯曲『どん底』であり、いつか観た新劇の舞台であり、 ラジオ・ドラマでも聞い…

劇団東演「つがいのエプロン」

劇団東演の第137回公演「つがいのエプロン」を見てきた。 劇場は東演が自前で所有運営している下北沢にある「東演パラータ」である。 下北沢駅から歩いて15分。 わくわく亭は駅前でタキザワさんと待ち合わせて歩いて行く。 途中居酒屋「都夏」(つげ)…

「見よ、飛行機の高く飛べるを」

真夏座120回公演を観てきた。 永井愛:作「見よ、飛行機の高く飛べるを」 演出:池田一臣 会場:文京シビックホール・小ホール いまからおよそ100年前の、愛知県女子師範学校で学生時代を過ごす市川房枝をモデルにした 劇です。富国強兵の空気が国を覆…

真夏座第120回公演

年に2回の公演を行っている真夏座が、6月2日から5日まで第120回公演として、 『見よ、飛行機の高く飛べるを』という劇を上演する。 会場はいつもの文京シビックホールである。 作:永井愛、演出:池田一臣。 友人の俳優羽藤雄次さん、女優の佐野陽子…

真夏座公演「時の物置」

真夏座の公演も第118回です。 後楽園にある文京シビックホールへ、わくわく亭、DJのタキザワさん、ノンフィクション作家の タカミヤさん、劇場照明のイワシナさんといつもの4人で観劇に行きました。 今日の午後の公演が最後で、千秋楽。 「時の物置」…

煙が目にしみる

このタイトルで思い出すのは、アメリカの人気グループ、ザ・プラターズのヒット曲 「Smoke Gets In Your Eyes」(煙が目にしみる)です。 おなじタイトルの劇を昨日見てきました。 真夏座第117回公演でした。 作は堤泰之さんで、いくつかの劇団が上演して…

「発電ジョカ」第15回公演

今年の公演は、いまや日本の小劇場活動のメッカとなった「下北沢」でした。 下北沢には親しくねがっている山田珠真子さんがリーダーになっている劇団「東演」がある。 ブログでは「書庫」までこしらえた岡崎京子さんが生まれ育った街が下北沢である。 「発電…

真夏座116回公演

劇団「真夏座」の第116回公演は「あした 天気に なあれ」である。 明日24日、いつもとおなじ仲間で観劇する予定。 岩品老、タカミヤさん、タキザワさんとわくわく亭の4人である。 今回の公演は、なんと宝塚劇団のように「花組」「月組」の交代制になっ…

お楽しみ大衆演劇(3)

芝居がハネて、劇場の外へでると、役者達が見送ってくれるのも、大衆演劇おきまりのサービス。 タキザワさんがイケメン役者に送られて出てきたところを撮りました。 タカミヤさんに案内されて、お次は十条名物の居酒屋「斉藤酒場」へ。 テレビなどにしばしば…

お楽しみ大衆演劇(2)

さて、(1)につづいて、篠原演芸場の「一見好太郎 初春特別公演」 その第三部から紹介します。 大衆演劇の花といえば、芝居よりも舞踊ショーです。 演歌、歌謡曲、ポップスなどの曲にあわせて役者たちが、それぞれに個性を見せて舞い踊り、 観客達はひいき…

お楽しみ大衆演劇(1)

今日は大衆演劇のメッカ「篠原演芸場」に「一見劇団 初春特別公演」を楽しんできました。 わくわく亭に同行したのは、いつものDJのタキザワさん、ノンフィクション作家のタカミヤさん。 それにタカミヤさんが主催する「桜ヶ丘大江戸学会」から6~7名と、…

真夏座第115回公演

「ミラクル☆マリッジ」 現代劇センター真夏座の第115回公演劇。 作:宮澤龍太郎 演出:池田一臣 キャッチコピー: 『エロでグロでナンセンスな世の中だって、幸運を掴むには、知恵とファイトが必要なのだ! 明日の午後5時の公演をDJのタキザワさん、高…

発電ジョカ「理想の女」

「発電ジョカ」の第14回公演『理想の女』を観てきました。 会場は池袋の小劇場「シアターグリーン」です。 この劇場は1963年の創設以来、若手劇団の登竜門としての役割を果たして、 多くの劇団・劇作家・演出家・俳優などを輩出してきた劇場であるから…

「真夏座」 第114回公演

昨夜は、現代劇センター「真夏座」の公演初日で「百三十二番地の貸家」「賢婦人の一例」の2本を観てきた。 会場「内幸町ホール」で、7時の開演だった。 いつものDJタキザワ氏と会場で待ち合わせて一緒に観劇。ノンフィクション作家のタカミヤ氏は 都合が…

全共闘世代のロック・PANTA

芝居じゃないが、この「書庫」で書くとする。 全共闘世代の過激なパフォーマンスで知られたカリスマ的バンド「頭脳警察」をひきいていたのが パンタこと中村治雄さん。 1950年所沢の生まれだから、まもなく還暦が近い。 しかし、そんな年齢なんか微塵も…

秋でも「真夏座」を

現代劇センター「真夏座」第112回公演を見てきました。 芝居については、この書庫の9月23日の記事で紹介しておきました。 劇場は「銀座みゆき館劇場」。 場所は銀座外堀通りの日動画廊の並び。外堀通りとみゆき通りの交叉する角にある。 わくわく亭は…

観客を充電する「発電ジョカ」

劇団「発電ジョカ」の公演『はりきりマンボ(命尽きるまで)』を観た。 場所は「麻布die pratze」といって港区東麻布にあるビルの2階のスタジオ風の会場である。 3日間に4回の公演で、きのう僕らが観たのは最終回の公演だった。 観客は超満員だったが、会…

お芝居、お芝居

現代劇センター 真夏座 第112回公演 10/19 ~ 10/21 銀座みゆき館劇場 わくわく亭は真夏座にたのまれてブログで宣伝するわけではありません。真夏座で主演クラスの役者に成長した羽藤雄次くんをヨイショするためのボランティアです。 今回は岸…

はりきりマンボ(命尽きるまで)

劇団「発電ジョカ」の9月(第13回)公演です。 パンフレットをお見せしますが、どんな劇なのやら、パンフレットには内容について書いてないので 不明。そこが、この劇団らしいところ。 まえに見た公演から想像しても、ひっちゃかめっちゃかな、パロディー…

劇団「真夏座」公演

現代劇センター「真夏座」の第111回公演をちょっとご案内します。 原作=長谷川伸 演出=池田一臣 「江戸の虎退治」「掏摸(すり)の家」の2本立て。 会場=文京シビックホール・小ホール 期間=5/31(木)~6/3(日) 詳しくは真夏座へ問い合わ…