2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新発売

『尾道物語・幻想篇』の新発売で、尾道3部作が出揃いました。

『尾道物語・幻想篇』発売について

わくわく亭が親しくしています尾道出身の作家森岡久元の新刊書『尾道物語・幻想篇』が 10月10日発売になります。 先日のコンテストで1番人気となった絵と、フォントの組み合わせが採用になりました。 帯のキャッチコピーで、内容をごらんください。 出…

『つげ義春旅日記』(6)

「旅日記」の挿絵の一枚であるが、場所が明記されていない。 おそらく千葉県外房の大原の風景であろう。 つげ自身が作った「旅年譜」によれば、1969年の6月の旅行である。「当時はまだ交際間がない 〈現在の妻〉を同伴」している。 大原は彼の母親の郷…

100万本のヒガンバナ

雨模様の空を気に懸けながら、埼玉県日高市高麗の巾着田に、100万本のヒガンバナを見に行きました。 去年は10月7日に「高麗の巾着田」の記事を書いているから、今年はすこし早い。 2時前に家を出て、西武電車で高麗駅へ。駅から10分ほど歩いて巾着…

なぜメラミンを混入するか(2)

ついでに、07年のアメリカにおけるペット大量死(数千とも数万頭ともいう)事件のあらましについて Wikipediaから一部を引用する。 北米、ヨーロッパ、南アフリカのリコールはペットの腎不全が報告されたことにより行われた。 最初のリコールはペットがあ…

なぜメラミンを混入するか

連日のように報道されている中国での乳製品へのメラミン混入事件であるが、 なぜメラミンを混入させるのだろうか? タンパク質の濃度を上げるための詐欺的行為だと新聞は書いているが、ではなぜメラミンを混ぜると タンパク質の含有値を大きく見せられるのだ…

庭のヒガンバナ

庭に咲いたヒガンバナです。 数えてみると18本ありました。 その中の3本が開花しました。 去年は2本生えたのでしたが、ことしはどっと18本。 100万本のヒガンバナが咲く高麗の巾着田に、明日あたり行ってみようかと、女房と 話し合っていますが、ま…

『つげ義春旅日記』(5)

つげ義春の「颯爽旅日記」の中の「城崎温泉」編のために描かれた挿絵である。 この紀行文は愉快な文章になって、つげ義春にとっても楽しい旅行だったらしい。 雑誌『太陽』から依頼されて城崎温泉の探訪記を書くための旅行だったから、費用は雑誌編集もちだ…

『つげ義春旅日記』(4)

この絵はつげ義春のマンガ「オンドル小屋」の冒頭シーンである。 雑誌『ガロ』に1968年4月に発表した作品で、その前年67年10月に東北の湯治場を単独旅行した 取材をもとに描かれたものである。 マンガはストーリーらしきものもなく、「蒸の湯}(ふ…

『つげ義春旅日記』(3)

わくわく亭が好きな短編「もっきり屋の少女」の画像である。 1968年8月に『ガロ』に発表されたのだが、前年秋の東北湯治場めぐりの成果のひとつといえる。 つげ義春は「発想はこの旅に関係ないが、このメモ帳に何気なくつけておいた会津の方言が 役だっ…

『つげ義春旅日記』(2)

この文庫本(旺文社文庫)に収められた「颯爽旅日記」は1977年に晶文社から刊行された 『つげ義春とぼく』が初出であるが、その東北地方の温泉めぐりをしたのは、1967年の秋だった。 1937年生まれであるから、つげは30歳になっていた。 人付き…

酒場の灯

バス亭からわが家に向かう夜道の両側には居酒屋とカラオケ店が並びます。 わくわく亭は家の近くの酒場にひっかかることはありません。 ここまで帰ってくれば、自分の家のほうがいいのです。 それにしても、秋が深まるにつれて、酒場の灯りの色って濃くなるも…

『つげ義春旅日記』(1)

八重洲古書館でこの文庫を手に入れた。1983年6月発行だから25年前のもの。当然絶版だから、い までは手に入りにくい稀覯本の部類だ。 定価400円の、かなりくたびれた文庫の値段としては「いい値段」である。 さすが八重洲古書館、ブックオフのよう…

『時をかける少女』の時計屋さん

地下鉄の売店で買った毎日新聞の夕刊をひらいて、この写真をみつけた。 大林宣彦監督が筒井康隆原作を映画化した『時をかける少女』は1983年公開だった。 中学を卒業したばかりの初々しい原田知世を主演に撮った角川映画だった。 理科の実験中,薬品の煙…

『深夜食堂』

この表紙にひかれて買ったマンガで、作者の名前もはじめて知った。 安倍夜郎(あべ やろう)という名前。いかにも『深夜食堂』にふさわしい。 8月4日発行の『深夜食堂(2)』である。 わくわく亭は普段マンガ雑誌を買わないから、どんなマンガなのか知識…

元気ですか?

フクダ首相が辞任しました。 一番喜んだのは失言癖のあるオオタ大臣でした。 おりしも彼の政治団体の事務所として届けていた彼の秘書官の自宅経費の問題で、説明と弁明に苦慮して いた矢先であり、これで農水相を辞任しなくてすんだからです。 オオタ大臣よ…

「夏の日本橋」

高田力蔵(1900~1992)の油絵「夏の日本橋」20号です。 昭和29年制作。 高田力蔵は福岡県久留米生まれ。石井伯亭に師事。春陽会会員。 絵は三越側から見た日本橋の景観である。 左の茶色い建物は野村證券ビル、その右となりの白いビルが現在の…

秋の紫陽花

わが家の裏隣、Mさんの庭に咲いている紫陽花です。 今朝見てみると、つぼみがいくつもついているから、これから次々と咲くことだろう。 秋に咲く紫陽花もアジなものだ。

今朝のお客

今朝、雨戸をあけていると、網戸にとまったうすみどりの客に気がついた。 ショウリョウバッタの子供である。 彼はデジカメで接写されても平気。すこし足の位置を変える程度。 9月はかれらの季節だ。

映画『人情紙風船』のポスター

京橋にあるフィルムセンターで、小津安二郎が書いた「山中貞雄之碑」の文を書写してきた記事はUP しましたが、碑の拓本のとなりに、このポスターが展示されています。 『人情紙風船』は昭和12年(1937)に公開された、中山監督がPCLに移籍して最…

シャネル日本社長初恋相手は瀬戸田の娘

『遙かなる航跡』という小説がある。2006年に日本語に翻訳されて集英社から出版された。 著者はフランス人のリシャール・コラスさんである。 氏はフランスの高級ブランド、シャネル日本法人の社長さんである。 いま、銀座には十階建ての「シャネル銀座」…

「無名塾」の帰り修業とは?

俳優仲代達矢さんが主催する「無名塾」は新劇俳優の養成塾として知られているが、仲代さんが「無名塾」と名付けた真意が語られていた新聞記事があったので、興味をもって読んだ。 塾をはじめて、すでに33年。たくさんの塾生が世に送り出された。国や企業か…