2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

志賀直哉と尾道遊廓(2)

志賀直哉が尾道に寄寓した時期が大正元年(1912)11月10日から、翌2年(1913)の 四月上旬までとすると、まずその頃の尾道の地図を見てみたい。 この地図は大正13年8月発行のものだから、志賀直哉が滞在中に見た尾道の町とほとんど変わって …

ご存じの…

友人から送られてきた写真。 ものぐさなわくわく亭が、こんな写真撮りにでかけることはありえません。 折角戴いたので。

足利のフジ

友人から届いた写真から、栃木県指定天然記念物の足利の大藤。 樹齢145年、藤棚の広さは600畳。花房最長1・8メートル。 友人は5月7日に撮影したとのこと。

志賀直哉と尾道遊廓(1)

尾道時代の志賀直哉が、東京に住む友人の誰かに書き送った手紙の中に、千光寺山の中腹で、 宝土寺の上にある借家で暮らしているが、話し相手もなく、毎日退屈で、日が暮れるのを待って 下の色里に遊びに行くことくらいしか、することがない…といったことを書…

「方丈記」

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 世中(よのなか)にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし…。 鴨長明の「方丈記」がいま売れているということです。 東…

雨あがり

駄句を一句。 雨上がり 唇つきだす ざくろかな

『木嶋佳苗劇場』

いろいろ問題の本を出版する宝島社から『木嶋佳苗劇場』(933円)という本が出た。 詳細をきわめた裁判記録に加えて、宝島社らしい企画が収録されている。 座談会「木嶋佳苗のここが凄い」29歳から43歳までの、ほぼ木嶋佳苗と同世代の 女性たちによる…

忠犬「ハチ」最期の姿

ハチは1935年3月8日朝、澁谷駅近くで死んでいるのが発見された。 なきがらが駅の手荷物置き場に運ばれ、そのとき撮影されたのがこの写真。 駅職員の大沢さんが所有していた写真を、娘の山口伸江さんが譲り受けていた。 このほど白根記念渋谷区郷土博物…

「世界経済の大潮流」

エコノミスト水野和夫さんの『世界経済の大潮流』(太田出版)はまことに多くの示唆に富む 本だった。 日本の超低金利を、われわれは日銀による景気対策として、さほど驚くものと気にも していないが、水野さんによれば2%を下回る超低金利が16年にも及ぶ…

グミ

午前11時に歯科クリニックに予約があり、急いでいたためにカメラを携行しなかった。 途中で無数の実をつけたグミの木をみつけた。 クリニックから帰宅後、あらためてカメラ持参でグミの木のもとへ。 わが家のグミは、つがいのヒヨドリが一日に何回となく飛…

トイレで目がさめた?

トイレの話、いや、正確にはテレビCMの話。 いつも気になるCMがある。 夜中に何度もトイレで目がさめる 最初聞いたとき、夜中に目が覚め、気がついたらトイレの中だった、と言っているのかと 思ったね。 そうではないのです。 「スッキリしない、夜中に…

これを楽しむ者

論語雍也第六の十八。 子曰、知之者不如好之者、好之者不如樂之者。 子曰わく、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。 ふと見かけた論語の言葉。忘れないために書き留めておく。

尾道町絵図

5月の尾道旅行目的の一つが、この絵図のコピーを手に入れることだった。 写真には大小2枚の絵図が写っているが、絵図は同じものではない。 下のB4サイズのは、ある写真集から拡大コピーしたもので、原図は尾道図書館が所蔵している。 それは文政4年(1…

受講生のレポート

尾道市立大学から、わくわく亭の講義を聴いた後で学生たちが書いた感想レポートのコピーが どっさり宅急便で届いた。 当初、レポートの採点は講師が行うものと聞いていたが、あとで採点は大学側がやってくれる ことになったから、届いた百数十枚のレポートは…

中国新聞電子版

中国新聞電子版を転載させてもらいます。 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205260004.html 尾道市久山田町の尾道市立大で、尾道ゆかりの人を招いて街の歴史や文化などを学ぶ教養科目「尾道学入門」があった。会社会長で小説家の森岡久元さん(71)…

尾道市立大学ニュース

「尾道市立大学ニュース」から転載させてもらいます。 尾道ゆかりの講師を招いた「尾道学入門」講義 ~森岡久元氏~ 平成24年5月24日(木)の尾道市立大学「尾道学入門」で、森岡久元氏(小説家)に講義をしていただきました。 「私の書いた尾道‐尾道三…