全共闘世代のロック・PANTA

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芝居じゃないが、この「書庫」で書くとする。

全共闘世代の過激なパフォーマンスで知られたカリスマ的バンド「頭脳警察」をひきいていたのが

パンタこと中村治雄さん。

1950年所沢の生まれだから、まもなく還暦が近い。

しかし、そんな年齢なんか微塵も感じさせない熱い情熱的なステージだった。
             

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いまでも、戦時下のイランを訪れて、超大国アメリカの横暴を告発する歌を唄う。

それが、悲劇的な14歳の戦士の歌《7月のムスターファ》である。

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日本で裁判中の重信房子を支援しながら、パレスチナ難民の苦難の歴史と悲しみを唄い、

かれらへの理解と共感を訴える《オリーブの樹の下で》などなど。

とりわけラストの《オリーブの樹の下で》は訴ったえる力が強く、感動的だった。

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建国記念日の11日、ノンフィクション作家のタカミヤさんたちの「昭和史研究会」が主催して、
アングラ活動するロック・グループを集めた6時間に及ぶロック・フェスティバルだった。

そのトリを飾ったのが、いまもカリスマ的な人気があるPANTAだったのである。

「ねのくに誕生祭」と銘打ったのは、国が制定した「建国記念日」に賛同できず、「ね(音)」による文化の力をいしずえとした「くに」の誕生祭にしようという理念から企画されたフェスティバルである。

第2回、3回とつづけたいと、タカミヤさんは舞台挨拶をした。

いや、なかなか立派な挨拶でした、タカミヤさん。

あとで、ロック・バンドの面々とライブハウスでの飲み会の予定もあったらしいが、わくわく亭は
ここらが体力的な潮時と、引き揚げました。