2013-12-01 真夏座125回公演 芝居がやめられない 真夏座の第125回公演「三人姉妹2014」を観た。 「三人姉妹」といえばチェーホフだが、それを翻案して2014年を迎えようとしている現代 日本に舞台を移した悲喜劇にしたところが真夏座らしい。 場所は北海道のどこかで、三人姉妹の父親はその村に原子力発電所を建設した功労者。 しかし原発の敷地に活断層が発見されて、廃炉にする、しないの論議が巻き起こっている。 父親も母親も亡くなり、東京生まれの三姉妹と長男が、どうやって彼らの生活を打ち立てて いくか。チェーホフ劇に東日本大震災、福島原発事故、原発廃炉問題を設定する意表を ついた翻案で、なかなか面白かった。