文学仲間

大阪北新地

12月8日は大阪北区堂島のカーサ・ラ・パボーニで『別冊関学文芸』57号の合評会があった。 私は志賀直哉が好きだった娘義太夫の姉妹のことを「花の昇菊・昇之助」というエッセイにして 発表している。懇親会のあとで、季節のイルミネーションをバックに…

所沢の居酒屋

岩品健介さんの告別式は3月6日、西武線航空公園から近い所沢市斎場で行われた。 告別式からの帰途、所沢で下りて、滝沢さんと駅前の居酒屋へ寄る。 岩品さんの思い出話をたっぷり語り合って、ビールを飲む。 つきだしのイカナゴをガスコンロで焼いて食べた…

岩品健介さん逝く

「姫路文学」同人だった岩品健介さんが、2月25日亡くなった。 91歳だった。とても元気な人で、100歳までは寿命のある人だと思っていた。 亡くなる3日までは、いつもと変わらず、元気だったらしい。 急に食欲がなくなり、脱水症状がみられたので、娘…

カーサ・ラ・パボーニ

12月9日(土)大阪へいきました。 「別冊関学文芸」55号の合評会と懇親会のためで、朝家を9時に出て、 新幹線で2時に新大阪着。大阪駅から徒歩10分ほどで北区堂島1-3-19にある レソトラン「カーサ・ラ・パボーニ」に着く。 途中にヒルトンホ…

必要なのは「常軌を逸した」もの

11月1日の朝日新聞にミステリー系小説で「新人賞」の受賞者なしが続いている、という記事を 読んだ。今年だけでも、表にあるように7つの新人賞で受賞者がいなかったのだそうで。 応募作品数は減っていないのに、である。選者たちは「新しさがない」「展…

姫路

10月8日(日)、姫路へ行く。「姫路文学」131号の合評会。 ホテルは駅南口のトーヨコ・イン。チェックインで会員カードを出すと、ポイントが 溜まっているがどうするかと訊かれて、使いたいと言うと、なんと今回の宿泊料は 無料になった。 姫路文学館…

作家竹内和夫さんを偲ぶ会

9月24日、神戸で去る6月18日に逝去した「竹内和夫さんお別れ会」があった。 わくわく亭は朝9時の新幹線で新神戸へ行き、タクシーで会場のラッセホールへ 12時半に着いて、およそ60人ほどの出席者とともに、竹内さんの思い出を語り合った。 竹内さ…

「二十二歳の熱海」

『姫路文学』131号が発行。 わくわく亭は「二十二歳の熱海」という短編小説を発表。 大学を出て就職すると、すぐに東京支社へ転勤したが、 その昭和38年当時の生活の様を書いた、久しぶりの私小説。

合掌

「姫路文学」の同人で詩人の石山淳さんが5月20日に亡くなった。 「酩酊船」の同人で作家の竹内和夫さんが6月18日に亡くなった。 ともに83歳だった。 お二人とも私にとって大切な文学の先輩だった。 合掌

住吉大社

17日(土)は大阪の北浜にある「エル・おおさか」での「別冊関学文芸」合評会と懇親会に 参加して、その夜は南海線の住吉大社駅から近い兄の家に泊まる。 翌日は、いつものように兄と住吉大社の境内をそぞろ歩きしながら、駅前のレストランへ 昼食に出かけ…

合評会

明日から大阪へ行ってきます。 「別冊関学文芸」53号の合評会に参加します。 わくわく亭の作品は「新・街談録」です。 天気は晴れの予報ですが、気温は低くて寒いとのこと。 ダウンを着込んで行ってきます。

「埋門」評

わくわく亭が『別冊関学文芸』52号に発表した小説「埋門」が高い評をいただいた。 それは大阪文学学校の機関誌『樹林』2016秋号の小説同人誌評である。 筆者は細見和之氏で、現在大阪文学学校校長をつとめておられる方。以下全文を紹介する。 小説同人…

「上野寛永寺のお花畑」

「姫路文学」130号が発行。 わくわく亭は「上野寛永寺のお花畑ー高宮檀に捧ぐー」を発表。 故高宮檀が残した資料を読んで上野寛永寺の目代であった田村権右衛門について書いたものです。 小説と言うよりもノンフィクションです。 高宮が最後に書くつもり…

小説「埋門」

「別冊関学文芸」52号に時代小説「埋門」を書く。 「牢獄秘録」という古い文献に「大宮無宿大次郎御仕置の事」という記録がある。 大次郎は伝馬町牢舎に入牢していた盗賊だったが、入牢中に女牢にいた煙草屋の女房と 親しくなる。女は湯屋で他人の衣類を盗…

高尾の桜

きのう4月5日、高尾に故高宮檀さんの墓参りをした。 曇り空で,時々雨の予報もあったが、友人の滝沢さんと高尾駅で落ち合って、 彼のレンタカーで青葉霊園へ行った。途中はどこも満開の桜で溢れていた。 墓地の背後もまた桜の山だった。 墓石には両親の戒…

姫路のタコピア

姫路へは同人誌の合評会に、岡山へは寺杣先生の苫田山房を訪れる小旅行。 旅行から帰ってきて気がつけば、撮った写真はこれ一枚のみ。 姫路駅前の地下街に改装なったタコ焼き店。ふんわり焼いた熱々のタコ焼きをスープで 食べる。 苫田山房はひなびた苫田温…

岡山城下の狂歌会

「姫路文学」129号が発行になりました。 わくわく亭は「岡山城下の狂歌会」という小説を発表。 作中の岡山藩士の気質については、岡山県人の知人からは反論があるかもしれません。 岡山気質については大宅壮一の説を参考にしました。

「別冊関学文芸」50号

「別冊関学文芸」50号が発行になった。 わくわく邸は「深夜のウォーキング・クラブ」という小説を書いている。 深夜に住んでいる町を歩く3人の男たちの話で、現代の怪談ばなしである。

故高宮檀さんの墓所

ノンフィクション作家高宮檀さんが没してまもなく4年になる。 先日彼の学生時代の同窓生から菩提寺はどこかと訊ねられた。彼の没後「偲ぶ会」に参加したり、 旧居での遺品整理に立ち合ったりした折りに、うかつにも彼の墓所を聞き漏らしていた。 彼は両親の…

『別冊関学文芸』49号

『別冊関学文芸』49号が発行。 わくわく亭は「怨の文字入りシャツの女」という小説を発表。 48号では「昼下がりのダンスホール」という進駐軍がやってきた日の尾道のことを書いた 小説を発表したが、今度は戦後尾道駅前に出現した闇市・国際マーケットが…

台風19号接近

先刻姫路から新幹線で台風19号から逃げるように帰宅しました。 12日『姫路文学』の合評会が姫路文学館であるので出かけ、その夜は懇親会と二次会。 だが台風の接近で今日は早々に引き揚げることにして午前中の新幹線に乗って帰京。 車内は自由席の乗客で…

小説「寒波」

同人誌『姫路文学』128号が発行。 わくわく亭は「寒波」という小説を発表。 ある商店街に行き交う10人ほどの人々をスケッチしたものですが、カメラが次から次へと人の後を 追いかけるような手法で書いてみました。 「肩のこらない軽演劇でも見るような…

大阪梅田の新名所

7月12日、大阪へ行く。 大阪駅北側の再開発地に完成した「グランフロント大阪タワー」Αの写真。 このかいわいは大阪新名所となって若者でにぎわっている。 『別冊関学文芸』の合評会があるのは、ここから徒歩2分の大阪弥生会館である。

姫路へ

8日、新幹線は約1時間遅れで姫路に到着。 雪はほとんど消えていた。姫路文学館の中で「姫路文学」127号の合評会。 その後福亭で懇親会。それからカラオケ。11時過ぎにホテルへ。 9日、姫路城の大手前公園を歩いてみる。 NHK大河ドラマ「軍師官兵…

住吉大社の太鼓橋

14日に大阪へ行く。 午後3時から「別冊関学文芸」47号の合評会。出席者が少ないのに驚いた。 体調不良で欠席者が多かったのが理由。 懇親会も出席者は8名という寂しさ。 これでは二次会があるはずもなく、早々と解散になった。 わくわく亭は澪標の社長…

富士正晴全国同人雑誌賞

「富士正晴全国同人雑誌賞」は3年に1回の授賞である。 今年は第5回に当たり、「姫路文学」が特別賞を受賞した。 第2回には「別冊関学文芸」が特別賞を受賞している。 全国には600~800といわれる数の同人誌が発行されているらしいが、そこから多数…

『姫路文学』が特別賞

富士正晴生誕100年記念とした第5回富士正晴全国同人雑誌賞で、わくわく亭が学生時代から 同人として参加している『姫路文学』126号が「特別賞」を受賞した。 授賞式は10月31日富士正晴氏ゆかりの徳島県三好市で行われる。 喜ばしいことであります…

「キヨノの話」新聞評

「姫路文学」126号に発表した短編「キヨノの話」を神戸新聞の同人誌評(4月27日) が取り上げてくれた。好評のようで、ありがたい。 森岡久元の「キヨノの話」は、主人公「私」の母の叔母キヨノの数奇な人生や、その姉サトの死の 顛末を、古くから伝わ…

「別冊関学文芸」46号

前略 まるで季節が冬に逆戻りしたかのような寒さです。 暖房を入れてパソコンに向かっております。 『別冊関学文芸』46号が発行になりました。 わくわく亭は「中橋稲荷の由来」という江戸の狐憑き裁判記録をもとに、 当時の江戸町奉行跡部能登守のことをち…

「酩酊船」最終号

前略 今日から5月だというのに、電気ごたつでテレビを見ているありさまで、とても初夏が近いという気分 がいたしません。 同人誌「酩酊船」の最終号が発行になりました。作家の竹内和夫さん、前之園明良さん、映画監督の故 前田陽一さんたち兵庫県の龍野高…