2013-06-03から1日間の記事一覧

尾道の映画館とその盛衰(4)

昭和30年代に迎えた日本映画の黄金期。当然映画館の数は激増した。 映画館は競争に勝ち抜くためには、映画製作会社と専属契約を結んでフィルムの安定配給を必要とした。 製作会社は6社あった。東宝、松竹、大映、東映、日活、そして新東宝。このうち新東…

尾道の映画館とその盛衰(3)

尾道の映画館の歴史を、ここで整理してみる。 先ず演芸場時代の資料を見る。大正13年の尾道地図。ここに防地口の太陽館、久保の玉栄館、新開の 偕楽座、そして西御所町の尾道劇場が出ている。これらが映画常設館となる。 偕楽座は尾道セントラル劇場となり…

真夏座第124回公演

楽日の2日、真夏座の「見えない船に乗って」を観劇した。 会場はいつもの後楽園駅前にある文京シビックホールの小ホール。 脚本はまだ二作目という前進座俳優志村智雄の書き下ろし。 前半はほんわかとした家族劇で主人公の突然死で中休み。後半は主人公が幽…