劇団「真夏座」公演

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 現代劇センター「真夏座」の第111回公演をちょっとご案内します。
 
 原作=長谷川伸 演出=池田一臣 「江戸の虎退治」「掏摸(すり)の家」の2本立て。
 会場=文京シビックホール・小ホール
 期間=5/31(木)~6/3(日)
 詳しくは真夏座へ問い合わせてください。TEL=03-3816-4029
 http://www.manatsuza.com

長谷川伸といえば「一本刀土俵入」「瞼の母」など時代劇で有名です。現代劇やチェホフの名作などを演じてきた真夏座はこうした人情喜劇も得意としている。

 僕の友達が出演している「掏摸の家」を劇のパンフから紹介すると、

〈東京の下町。スリの庄吉は、職人気質。汚い手口を嫌うため、年中ピーピー貧乏暮らし。惚れて寄りそう女房お紋は、貧乏承知の鼻歌暮らし。今日は、久しぶりの稼ぎに浮かれて鰻丼の上と決め込んだ。
 ところが、隣の仲良し「声色屋」がとんでもないことを聞き及ぶ。掏った相手の一家五人が、困り果てて路頭に迷い…。放っておけぬと男・庄吉、血相変えて走り出した!〉

 僕わくわく亭の友人は中堅どこの役者さんで、上記の「声色屋」を演じる羽藤雄次さんです。彼はこんな人情喜劇ものをやらせると、とてもいきいきした演技をみせる。
 だまって、そこにいるだけでも、なにか人情をかもしだす。そんなところは演技に、プラス人柄も大いに関係しています。

 彼は広島県三原市の出身だから、尾道出身の僕とは、となり町どうし。東京の、さる地下の酒場で知り合ったのが、かれこれ十何年かまえのこと。
 彼は二十歳すぎに上京して、すぐ真夏座の養成所にはいり、いろいろバイトをしながら劇団暮らし20年。いよいよ、これから役者として大きく飛躍することうけあいの、脂ののってきた羽藤さんです。
 
 僕は友人2人をさそって、6月1日の夜観劇の予定です。

 かんがえてみると、僕には演劇をやっている友人がけっこういます。友人の数で7,8人。劇団数で
5つ。みんなお金のことでは苦労していても、演劇をやめたというものは、これまで、ひとりもいません。