2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「寒波」

同人誌『姫路文学』128号が発行。 わくわく亭は「寒波」という小説を発表。 ある商店街に行き交う10人ほどの人々をスケッチしたものですが、カメラが次から次へと人の後を 追いかけるような手法で書いてみました。 「肩のこらない軽演劇でも見るような…

グリーンカーテン

今年もゴーヤのグリーンカーテンをこしらえたが、あまり出来がよくない。 ところどころ隙間が出来てしまった。不出来なグリーンカーテンが防ぎきれない強い日差しが 室温を耐えられないほどに上げる。テレビをつけると広島市の集中豪雨による土石流被害という…

柳原白蓮と「炭鉱節」

NHKの朝ドラ「花子とアン」が人気らしい。 本の『赤毛のアン』が売れるのは分かるが、や林真理子の旧作『白蓮れんれん』までも復活して ベストセラーになっていると聞くと朝ドラの威力を改めて認識することだ。 わくわく亭も小説集『恋ヶ窪』に収めた「鹿…

朝鮮キネマ

大阪の兄のもとから貰ってきた古雑誌の一冊が『芝居とキネマ』大正13(1924)年10月号。 その中に朝鮮キネマという映画会社が撮った映画を紹介したページがあった。 Wikipediaによると、「朝鮮キネマ株式会社(1924年7月 設立 - 1927年 倒…

この美青年はだれだ?

先日大阪の兄のもとから古い雑誌を数冊もらってきた。 雑誌は『劇と映画』『芝居とキネマ』『演藝画報』などで大正13年から昭和12年までに 発行された古いものばかり。 『劇と映画』は昭和3年1月発行の2月号である。 表の表紙は豊原国周が描いた役者…

絶叫マシン・パラシュート

今年も庭にはゴーヤを植えてグリーンカーテンをこしらえている。 今日は台風11号の影響で風雨が強い。 ふと庭先を見るとゴーヤが熟れすぎて弾けている。 黄色くなった実は三枚に割れて、赤い種がぶらさがっている。 まるで遊園地の絶叫マシンのパラシュー…

サングラス

何年か以前知人からプレゼントされたサングラス。 サングラスをかけて外を歩く習慣はなかったので、そのままパソコンの裏の棚にころがしてあった。 それをかけてみようと思いついたのは、このところの異常な暑さと関係がある。 郵便局まで歩いて行くのに、ふ…

消夏法

「週間新潮」で福田和也氏が文学の中の納涼風景を紹介している。 谷崎潤一郎『細雪』では「家じゅうで一番涼しい部屋」で三人の姉妹たちが「ごろごろしていた」。 永井荷風の『断腸亭日乘』では昼間は自宅で読書や執筆をし、夜になると街に出て涼をとる夕涼…