2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

戦前の尾道商業

現在の長江中学校の場所にあったのが、明治35年に新築された広島県立尾道商業学校だった。 尾道の古浜町へ移転するため新校舎を建設して、昭和14年に落成した。 それが現在の県立尾道商業高等学校であり、わくわく亭の母校である。 写真は落成当時のもの…

グリーンカーテン

ことしもゴーヤを植えて、グリーンカーテンを制作中。 まだ完成していないのに、次から次と、ちいさなゴーヤの実が成っています。 毎朝早く育ってくれと言っているのに、今年は成長が遅いよ。

詩集「羽曳野」

澪標の松村さんから山田兼士さんの詩集『羽曳野』を送ってもらった。 山田さんの第三詩集。氏は詩集のほかに詩の評論、翻訳など多数の著書がある。 まだ面識はないが、わくわく亭の大学の後輩にあたる。 表紙の写真がすてきなので、紹介する。山田氏の撮った…

海岸マーケットの撤去(2)

1998年の3月に取り壊された「海岸マーケット」の写真が尾道ケーブルテレビのニュース番組に残さ れていた。取り壊される2年前の1996年の写真と、1998年の取り壊し作業中の写真を紹介する。 こうして、尾道の戦後の「遺産」がまたひとつ永遠に…

海岸マーケットの撤去(1)

昭和37年発行の地図である。 グリーンのカラーで印をつけた場所が2つある。左側の「市営駅前駐車場」とある場所に 戦後駅前闇市の後身である「駅前国際マーケット」があった。それは昭和40年に市によって 強制撤去された。 ページ右側、海岸におよそ3…

取り壊された尾道銀座商店街

日本全国には町の数だけ銀座商店街があるといわれたものである。 尾道にもあった。尾道駅前銀座商店街である。 尾道駅前から西に、国道の片側にあった数十軒の、ごくありふれた商店街で、「銀座」の 名が附いただけ、余計に地方の商店街という印象が濃かった…

尾道駅前国際マーケット(3)

尾道駅前国際マーケットの24戸は昭和40年11月18日と19日の2日間で撤去されてしまった。 わくわく亭が、この事件をまったく知らなかったのは、その当時東京にいたからである。 38年春に大学を卒業すると、5月から東京勤務になった。 その翌年3…

尾道駅前国際マーケット(2)

テレビドキュメンタリー『市民戦争』は、尾道市役所のまだ新しい庁舎屋上で、市長と思われる 人物が男性の市役所員多数に向かって、「いよいよ強制執行の強行は明日18日であります。全職員は 職場を離れて、過去15年間の駅前不法占拠問題を解決する強制…

尾道駅前国際マーケット(1)

記録映画作家土本典昭(1928~2008)には『市民戦争』というテレビドキュメンタリーがある。 1965年(昭和40年)の作品である。 尾道駅前にあった国際マーケットを尾道市によって代執行、強制撤去を強行したのが 1965年の11月18日で、…