2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

紫陽花の人

この写真は鎌倉に住む友人のH子さんから届いたもの。 「紫陽花の季節もすぎようとしております。お変わりなくおすごしでいらっしゃいますか」 に始まる手紙に添えられた鎌倉成就院の坂道で撮られた紫陽花の写真です。 いつも鎌倉のめずらしいお菓子を送って…

谷崎潤一郎生誕の地

わくわく亭の仕事場が、それまで20数年居た中央区京橋から、中央区日本橋人形町に移転 しました。いわゆる「諸般の事情」というやつです。 人形町1丁目で、すぐ隣に老舗の洋食店、そしてその隣に、ごらんの史跡プレートがあります。 《谷崎潤一郎生誕の地…

いや~な感じ

針すなおさんの一コマ社会風刺漫画を、「おねがい、笑ってよ」コーナーにUPしたからには、 アソーさんをネタにした笑い話を書くつもりでいました。 ところが,笑ってばかりでいられない麻生首相にまつわる新聞記事を、大阪行きの新幹線内で読んで、 「いや…

やろく

兄と二人で、今日のランチタイムは南海線住吉大社駅の裏にある、 創業が昭和10年という洋食屋へ。 玉子コロッケが名物とか。 暖簾には、大阪の作家石浜恒夫と藤沢桓夫の名前、将棋の升田幸三の名前が染められているから、 ご贔屓だったらしい。 わくわく亭…

住吉大社

昨夜は大阪の兄の家に一泊しました。 今日は昼過ぎに、兄と共に家を出て、近くの住吉大社の広い境内を過ぎって 南海線の住吉大社駅裏まで、ぶらりと歩きました。 婚礼の一団に出会ったので写真をとらせていただきました。 赤い傘が新緑に美しく映えています…

辰巳ヨシヒロ

2009年度手塚治虫文化賞大賞を受賞したのは 辰巳ヨシヒロさんの自伝的なマンガ『劇画漂流』だった。 小学館や講談社、角川書店といったマンガの大手からの出版ではなくて、 青林工藝舎という地味な出版社から出ている。 上巻が422ページ、下巻が40…

山岸凉子

山岸凉子さんの『牧神の午後』と『日出処の天子』について初めてその作品名を 知ったのはCHARLIEさんのブログでだった。 CHARLIEさんをてっきり男子高校生だと思いこんで、その早熟で才能を感じさせるブログに コメントをしていたのだが、実は…

スープカレー

今夜の夕飯はスープカレー。 北海道の友人から送って頂いた「SAPPORO CURRY YOSHIMI」の レトルト・スープカレー。 温めるだけで、「すぐおいしい」やつ。 チキン、じゃがいも、卵、マッシュルームが入っています。 ご飯とスープカレーを…

羊歯がきれいな季節

わくわく亭はシダが好きです。 なんどかシダを貰ってきては植えてみたのですが、なかなか根付かなかった。 5~6年前になりますか、大きなシダをもらってきて植えたところ、みごとに 根付きました。 それからは、放っておいても年々増えていきます。 雨に濡…

『百年の誤読』(7)

第7章 1961~1970年 『頭のよくなる本』林髞 ◎『砂の器』松本清張 ○『徳川家康』山岡荘八 『愛と死をみつめて』河野実・大島みち子 『おれについてこい!』大松博文 『氷点』三浦綾子 『頭の体操』多湖輝 『竜馬がゆく』司馬遼太郎 ○『赤頭巾ちゃん…

carre moji(キャレモジ)

「キャレモジ」というインテリア用の創作書道のギャラリーがあって、「書」を 販売する専門店だそうだ。 キャレモジとは、フランス語で 『 文字 』 のある 『 心地良い空間 』 を意味するのだと言っている。 雑誌社の「婦人画報」が主催した「キャレモジ」公…

パノラマ島綺譚

2009年の手塚治虫文化賞が発表された。 「新生賞」は丸尾末広さんの『パノラマ島綺談』に与えられた。 原作は江戸川乱歩である。 大正ロマンの画家であった高畠華宵の画風を引き継ぐといわれる丸尾末広さんが 乱歩の夢想的な、怪奇小説を、いわゆる「耽…

ウルトラマン・データ・ファイル

6月2日に毒蝮三太夫さんが、わが家に近いスーパーにラジオ番組中継でやってきた記事を 書いたところ、ブログともだちの「よっこ」さんが「ウルトラマン・データ・ファイル」を 購入したとのことで、「ウルトラマン」のアラシ隊員だった毒蝮三太夫(石井さ…

『百年の誤読』(6)

岡崎宏文、豊﨑由美という手練れの書評家が明治から近年までの話題本、ベストセラーを 10年単位で取りあげて、現代の読書家の目で品定めをするというユニークな本が『百年の誤読』 である。 そこに取りあげられた本のうち、わくわく亭が読んだ本はどれだっ…

グミ酒をつくる

トップページにも掲載している、わが家の茱萸(ぐみ)。 毎朝、野鳥どもがついばみにやってくる。このままにしておくと、すぐに食べつくされそうだ。 これではならじ、とグミ酒をつくることになった。(つくる人は女房なり) グミ酒の作り方を、女房に書いて…

『百年の誤読』(5)

第五章 1941~1950年 わくわく亭が読んだ本には○がついています。 ○『智恵子抄』高村光太郎 『姿三四郎』富田常雄 ○『山月記』中島敦 ○『嘔吐』サルトル 『完全なる結婚』ヴァン=デ=ヴェルデ 『旋風二十年』森正蔵 ○『斜陽』太宰治 『この子を残し…

『百年の誤読』(4)

第4章 1931~1940年 『侍ニッポン』郡司次郎正 ○『山羊の歌』中原中也 ○『人生劇場』尾崎士郎 △『宮本武蔵』吉川英治 ○『風立ちぬ』堀辰雄 『綴方教室』豊田正子 ◎『墨東綺談』(墨は正しくは“シ”に“墨”)永井荷風 ○『麦と兵隊』火野葦平 ◎『夫婦善…

古代土器

京橋の繭山龍泉堂が展示している古代の土器です。 となりには「はにわ」の人物の頭部が展示されています。 この土器も、どこかの古墳周辺から発掘されたものではないだろうか。 それにしても、この模様の素朴ながら力強いこと。 じっと眺めていると、古代人…

『百年の誤読』(3)

『百年の誤読』は明治から近年までに話題となった本や当時ベストセラーとなった本を、2人の 書評家が読み直して、いまも読むに値する本であるかどうか、読みそびれた人は後悔することなく 読まなくて正解だったとか、ズケズケ、ずばり、本音で評価をつける…

『百年の誤読』(2)

第一章 1900~1910年の話題本、ベストセラー 『不如帰』 徳富蘆花 『みだれ髪』与謝野晶子 ○『武蔵野』 国木田独歩 ◎『金色夜叉』尾崎紅葉 『魔風恋風』小杉天外 『神秘的半獣主義』岩野泡鳴 ○『春昼』泉鏡花 ○『蒲団』田山花袋 『東洋武侠団』押川…

毒蝮三太夫(どくまむし・さんだゆう)さん

朝のTBSラジオ番組で月~金まで、毎朝10:30から「毒蝮三太夫のミュージック・プレゼント」 がある。レギュラー出演のタレントが毒蝮三太夫さん(本名石井伊吉さん)で、東京と近郊のスーパー、 ドラッグストア、商店、町工場、美容院など、どんな場…