2008-01-01から1年間の記事一覧

「踏襲」と書いて「ふしゅう」と読むか?

社会党と自民党の連立内閣の首相だった村山さんがアジア歴訪で、日本の戦争責任を認めて謝罪した スピーチを、その後の歴代首相は「村山談話」の内容を踏襲すると発言することによって、自らの 外交姿勢を明らかにしてきた。 われらのアソー首相も又、「村山…

キャロル・キング

キャロル・キングの公演を渋谷Bunkamuraのオーチャードホールで見てきたのは わくわく亭の女房であります。 写真は彼女の撮ってきたもの。ブログにのせろと、やかましいのでUPしたしだい。 二枚目はSMAPの名前がみえるので、ご愛敬にUPしました。 会…

菊の香

菊の花の香りはかなりつよいものだ。 雨が上がったので、散歩に出かけて、農園のわきを通る。 小菊が色とりどりに咲いているが、雨のせいだろう、香りがしない。 農園の中にはいって、菊のそばに寄ってみる。 菊の香を たしかめに寄る 雨上がり

『文学界』同人雑誌評がなくなる。

全国に数百とも1000以上あるともされている文芸同人誌に小説を書いている人たちにとっては 残念な『文学界』の方針変更だった。この12月号をさいごに同誌の名物欄ともなっていた「同人 雑誌評」が打ちきりとなったのである。 かつて作家志望者は同人誌…

「いなちゃんによろしく」

北朝鮮によって拉致されたとみられている17番目の政府認定被害者松本京子さんの新情報がつたえられている。 朝日新聞によれば、つぎのいきさつでこの新情報は入手できたということである。 1.北朝鮮による拉致を調査している特定失踪者問題調査会が情報…

歯科クリニックで

「庭に大麻が?」の記事を書いたのは一週間ほど前のこと。 それからも大麻事件の報道は途切れない。 こんどは渋谷の歯科クリニックである。 新宿で飲食店のアルバイトをしている20歳の女の子が、大麻をいれたサイフを落とし、警察に拾得物として届けられた…

「酒とバラの日々」ですか?

やっと念願かなって、総選挙抜きで首相になったアソーさん。 お得意のベランメー調イングリッシュでアメリカ次期大統領のオバマさんとも電話でTALKしてごきげん。「通訳なしで」と報道されるくらいだから、アベちゃんやフクダさんより英会話は上らしい。…

世界恐慌はくるか?

上のイラストは大友克洋のマンガ『AKIRA』の一場面から。 なんだか、こわ~い画像でしょ。 アメリカのサブプライムローン破綻にはじまった金融収縮は、収縮に止まらず金融システム全体の 危機に拡大し、その恐怖の津波は欧州からロシアまで呑みこみつつ…

九九の起源

わくわく亭はもとより文科系ですから、数学の本は苦手でよみません。しかし数学者の、しかも天才数学者について書かれたものは、結構好きで読みます。 この『天才の栄光と挫折』の作者藤原正彦さんは、あのベストセラー『国家の格』の作者であり、本業は 数…

庭に大麻が?

今朝の新聞を見ていて、 「あの写真とってこよう」と女房に言うと、庭下駄をつっかけて、玄関前で一枚、庭のエアコン屋外機の ところで一枚、と撮った写真がこれです。 どちらも、植えたわけではないのに、9月の中頃にひょっこりと芽をだしてここまで伸びて…

藻塩(もしお)

わが家でいまお気に入りの塩です。 秋田県男鹿市にある「男鹿工房」が売り出している「藻塩」です。 300gで約1000円のお値段。塩の値段としてはかなり高価。 女房いわく、「ほのかな甘味のある、こくのある塩味。一段と料理の風味をひきたてる」と …

うまかもん

昨晩はわが家から歩いて数分のところにあるお好み焼き店「うまかもん」で食事。 わくわく亭が出掛けるのは、これが2度目。 女房が予約しておいて正解だった。日曜日ということもあったろうが結構満席。 息子とM子さんが一緒で4人連れ。 「しまったデジカ…

大友克洋(3)

大友の初めての自選作品集であった『ショート・ピース』のなかに、高校の美術部員たちの文化祭の様子を描いた作品があり、タイトルは英語で「School-boy on good time」という。 英語タイトルの作品が多いのも、大友の「若い」野心が透けて見える。 どうとい…

大友克洋(2)『ショート・ピース』

大友克洋が『童夢』でブレークする以前の、まだ未完成時代の作品集である。 彼自身が自選した9作品を、奇想天外社という小さな出版社から昭和54(1979)年に刊行したのが、この『ショート・ピース』である。その数年後、奇想天外社は倒産している。 …

大友克洋

まず、横着をしてWikipediaから大友克洋の人物説明を拝借する。 「大友 克洋(おおとも かつひろ、1954年4月14日 - )は、日本の漫画家、映画監督。宮城県登米郡迫町(現在の登米市迫町)出身。宮城県佐沼高等学校卒。 1973年『漫画アクション』にてデビュー…

秋の西国寺

知人から送ってもらった絵はがきです。 油彩画で、「秋の西国寺」 第12回「絵のまち尾道四季展」で観光協会奨励賞を受賞した山川浩次郎さんの作品。 このお寺の宿坊に小学校の同級生が住んでいたことがありました。 たいへんな美少女で、おまけに学年で一…

山陽日日新聞と中国新聞

『尾道物語・幻想篇』について10月21日の山陽日日新聞が、著者紹介をもあわせて詳しく記事にしてくれた。記者の幾野伝さんにお礼をもうします。 中国新聞は10月19日の「読書面」の「郷土の本」のコーナーで書評を掲載してくれた。 広島本社文化部記…

北斗の拳

いまごろになって「北斗の拳」第一巻を読むのだから、なんだか拍子抜けした記事かもね。 わくわく亭の倅のガールフレンドM子さんが「読めばきっとハマるから」と貸してくれた本だ。 わくわく亭がマンガ評をブログに書いていると知って、彼女がケンシロウの…

啓文社の店頭風景

「おのみち便り」というブログを書いている茶美ママさんが、昨日尾道駅前にある書店「啓文社」 の店内風景を撮った写真をUPしました。リンクはこちら→おのみち便り その写真を拝借してきました。 2枚目と3枚目はレジ前に平積みにしてもらった『尾道物語…

魯山人の店

北大路魯山人が36歳で、中村竹四郎と東京の京橋南鞘町に古美術の店舗を開業したのは 1919(大正8)年だった。 店の名前は「大雅堂美術店」である。 その店の二階で会員制の割烹「美食倶楽部」をはじめたのが、2年後の大正10年。 美術商の商品であ…

井上雄彦

井上雄彦(たけひこ)は現代のヒーローになりつつある。 彼は41歳の人気マンガ家であるが、マンガ家以上のなにものかになりつつある。 それは井上雄彦の絵画展のすさまじい人気を聞くだけで想像がつく。 5月24日から7月6日まで上野の森美術館で催され…

「つげ義春旅日記」(9)

連載した「つげ義春旅日記」は今回で終了とするが、新潮社文庫『貧困旅行記』に「ボロ宿考」という 短いエッセイがあるのを紹介する。 彼がなぜ観光地の温泉よりも貧乏くさい湯治場めぐりが好きなのか、高級旅館では安らげなくて、なぜ ボロ宿が好きなのか、…

「つげ義春旅日記」(8)

新潮文庫『新版 貧困旅行記』をめくっていると、たくさんの作者が撮影した旅行先の写真が 面白いのだが、『つげ義春旅日記』に収められた挿絵やイラストの元となった写真が見つかったので 並べてみることにする。 はじめのは、『旅日記』の挿絵で、どことも…

『つげ義春旅日記』(7)

新潮文庫でつげ義春の『蟻地獄・枯野の宿』を読んでいたら、マンガ「枯野の宿」に登場する 客を客とも思わない常識外れの女主人は、『つげ義春旅日記』に書かれた「定義温泉」(じょうげおんせ ん)の宿の女主人がモデルだったとわかった。 その旅は1969…

柳原白蓮

今日の夕刊に、日本橋高島屋で開催中の「柳原白蓮展」の記事があった。 記事の見出しは「愛を貫いた柳原白蓮の人生」である。 わくわく亭は白蓮について詳しいのではないが、3年前に『鹿児島おはらまつり』という 小説を書いたことがあり、北薩の大口市曾木…

『尾道物語・幻想篇』配本リスト

いよいよ10月10日の発売日となりました。 出版社澪標から配本書店のリストが届きました。 どうしても大型書店のチェーンに配本が集中します。 リストにある書店がお近くにない場合には、 どうか澪標(TEL/FAX 06-6944-0869) に直接…

おいしい、秋

妻の友人のUさんから頂いた稲穂です。 Uさんの実家で収穫した稲穂と新米をもらいました。今朝はさっそく女房が炊いています。 これがすんだら、炊きたてを食べます。 柿もUさんの庭でとれたもの。 秋は、おいしい!

北野神社の秋祭り

夕方、大泉学園の駅近くへ散歩に出かけたら、あちらこちらにぶら下がる、祭提灯に灯が入っており、祭 り囃子が聞こえてきた。 北野神社の秋の祭礼で、5時までは御輿も出ていたらしい。三十分遅れで見逃した。 神社の広くもない境内には、数十件の屋台と露店…

粉ミルク密輸か!?

写真左は、いま中国で乳製品に混入された有害物質ということで、「悪名」高いメラミンの結晶である。 ミルクに混ぜられさえしなければ、メラミンは無数にある工業製品の化学原料の一つとして、「悪名」と は無関係だったのに。 写真右は、正真正銘の「悪玉」…

オリエント考古美術(京橋)

リュートン(酒器),テラコッタ 紀元前1000年紀制作と推定。アナトリア出土。 牛の形をした酒器というところが面白い。 水筒、テラコッタ 紀元前2世紀 パキスタン、タキシラ出土。 素焼き粘土の水筒ですよ。 古代の兵士たちが遠征に携行したりしたのだ…