「酒とバラの日々」ですか?

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やっと念願かなって、総選挙抜きで首相になったアソーさん。

お得意のベランメー調イングリッシュでアメリカ次期大統領のオバマさんとも電話でTALKしてごきげん。「通訳なしで」と報道されるくらいだから、アベちゃんやフクダさんより英会話は上らしい。

しかし、首相就任いらいのていたらくは、どうしたものか。

「文藝春秋」では自分の哲学だからと、国会開会冒頭で解散を断行すると、大見得きっておきながら、
すぐに方針転換。

消費税は3年後におねがいしたい、蛮勇をふるって演説した直後に、「もちろん、その時点で景気が回復していたらの話だよ」と逃げる。

地方農政局と整備局など原則廃止とやって、リーダーシップありそうな方針指示を出しながら、省庁の強い反対がでてくると、「廃止ではなくて、統廃合を研究してみてもらいたい」と逃げる。

空幕長の論文問題では、更迭、懲戒免職にするかとおもえば、すぐに「定年退職」扱いへと後退する。

景気対策定額給付金になると、公明党と閣僚の有力者がそれぞれ支給方法について語り出して、
首相の姿勢が定まらないから、言いたい放題。

どこに日本の首相はすわっているのか、と訊いてみたくなる。

小派閥から出ながら、対抗馬がいなくて、棚ぼたに手に入れた総理の席とは、所詮はそんなものなのか。
自民党内でも実力者連中になめられきっていて、だれも云う事をきかないのだろう。

頑固でこわもてする顔つき、べらんめの喋り口から、ちっとは「親分」らしい貫禄をみせるかとおもいきや、ただの金持ちの坊ちゃんで、葉巻なんかくわえてみても、おじいちゃんのモノマネくさい。

わがまま育ちらしく、記者に質問されると、すぐに気色ばんで喧嘩の口調になる。

背が低いから、大物にみえないハンディーがあるのは同情するが、あのひょっとこみたいな曲がった口は
なんとかならないか。

鏡をみて、しゃべり方を矯正したほうがいい。

口が曲がっているとウソツキとおもわれる、と昔はいったものだ。

はやくもマスコミの世論調査では内閣支持率は30%台に落ちた。

これでは選挙すれば大敗して、せっかくの首相の席もすぐに失う。

だから、

「選挙はいやだ。おれを分かってくれるのはマンガで理解しあえる世代が集まる秋葉原だ」と
若者にこびるのも、ミエミエでなさけない。

しかし、この100年に一度という未曾有の金融恐慌のときに、秋葉原でマンガを語っている場合じゃないでしょう。

となれば、アソーさんの人生哲学らしいが、毎晩ホテルのバーで酒を飲んで、ウサばらし。

「自分の金で飲むのに、とやかくいわれるイワレはない。きみたちね、ホテルのバーの酒って高くは
ないんだぜ」

かくして、連日連夜、ホテルのバーにしけこんで「高くない」酒をお飲みのごようす。

腹心たちとの会話はどんなものか聞いてきたいよ。

「首相をまだなったばかりで、やめたくねぇ。この世に選挙がなかったら、どんなに楽しいか。
だってぇのに、民主党公明党も解散しろ、しろの一つ覚えときやがる。
自民党の幹事長までが、選挙だ選挙だとね。

ああ、解散選挙のない首相で、毎晩ホテルで酒飲んでいられたら、どんなにうるわしい日々だろうか」


カットは朝日新聞の風刺漫画byやくみつるさん。