「酒とバラの日々」ですか?
やっと念願かなって、総選挙抜きで首相になったアソーさん。
しかし、首相就任いらいのていたらくは、どうしたものか。
消費税は3年後におねがいしたい、蛮勇をふるって演説した直後に、「もちろん、その時点で景気が回復していたらの話だよ」と逃げる。
地方農政局と整備局など原則廃止とやって、リーダーシップありそうな方針指示を出しながら、省庁の強い反対がでてくると、「廃止ではなくて、統廃合を研究してみてもらいたい」と逃げる。
空幕長の論文問題では、更迭、懲戒免職にするかとおもえば、すぐに「定年退職」扱いへと後退する。
どこに日本の首相はすわっているのか、と訊いてみたくなる。
頑固でこわもてする顔つき、べらんめの喋り口から、ちっとは「親分」らしい貫禄をみせるかとおもいきや、ただの金持ちの坊ちゃんで、葉巻なんかくわえてみても、おじいちゃんのモノマネくさい。
わがまま育ちらしく、記者に質問されると、すぐに気色ばんで喧嘩の口調になる。
背が低いから、大物にみえないハンディーがあるのは同情するが、あのひょっとこみたいな曲がった口は
なんとかならないか。
なんとかならないか。
鏡をみて、しゃべり方を矯正したほうがいい。
口が曲がっているとウソツキとおもわれる、と昔はいったものだ。
これでは選挙すれば大敗して、せっかくの首相の席もすぐに失う。
だから、
しかし、この100年に一度という未曾有の金融恐慌のときに、秋葉原でマンガを語っている場合じゃないでしょう。
となれば、アソーさんの人生哲学らしいが、毎晩ホテルのバーで酒を飲んで、ウサばらし。
「自分の金で飲むのに、とやかくいわれるイワレはない。きみたちね、ホテルのバーの酒って高くは
ないんだぜ」
ないんだぜ」
かくして、連日連夜、ホテルのバーにしけこんで「高くない」酒をお飲みのごようす。
腹心たちとの会話はどんなものか聞いてきたいよ。
ああ、解散選挙のない首相で、毎晩ホテルで酒飲んでいられたら、どんなにうるわしい日々だろうか」
酒とバラの日々か。