11月1日の
朝日新聞にミステリー系小説で「新人賞」の受賞者なしが続いている、という記事を
読んだ。今年だけでも、表にあるように7つの新人賞で受賞者がいなかったのだそうで。
応募作品数は減っていないのに、である。選者たちは「新しさがない」「展開やオチが予想できて
しまう」「矛盾が多く面白くない」「誤字脱字が300ヶ所以上ある」「魅力が無い作品が目立つ」
などと残念がっている。
日本推理作家協会代表理事をつとめる
今野敏さんの総評が説得力がある。
「みんなお行儀が良い。必要なのは常軌を逸した情熱です」
どんな芸術でも、この言葉はあてはまる。
「常軌を逸した情熱」がブレークスルーする。