2016-01-01から1年間の記事一覧

明治維新ころの日本人平均所得

歌舞伎や時代劇を見ると、江戸時代にしろ幕末にしろ、日本人の暮らしはまんざらでもない ように見える。主に江戸市中の庶民の生活風景を見ると、衣食住において、まずまずの水準に 見える。 ところが幕末から明治初めに日本にやってきた西洋人たちが書いた日…

炎天下のモミジアオイ

この炎暑で、立秋です。 オリンピックと高校野球が開幕。 一日中冷房した部屋でテレビ観戦。 窓の外の花に気づいて、庭に出る。 炎天下でも元気なのはモミジアオイ。

人形町のからくり時計

7月21日人形町へ行く。 会社の決算日で税理士の先生にも久しぶりに会う。 地下鉄人形町駅に着いたのが午後の5時5分前。 からくり時計の下に立つと、ジャスト5時になった。 からくり人形の火消したちが、木遣りを歌いながら演技をはじめた。 あいにくの…

「ゆめのうしろ」

藤木明子さんから「ゆめのうしろ」という本を頂いた。 副題が「レビー小体型認知症の患者」となっている。 帯の文章は次の通り。 「レビー小体型認知症」と認定され二年半が経過。 私は徐徐に明らかに正常から離脱しはじめている。 「ゆめのうしろ」にひそん…

「上野寛永寺のお花畑」

「姫路文学」130号が発行。 わくわく亭は「上野寛永寺のお花畑ー高宮檀に捧ぐー」を発表。 故高宮檀が残した資料を読んで上野寛永寺の目代であった田村権右衛門について書いたものです。 小説と言うよりもノンフィクションです。 高宮が最後に書くつもり…

同窓会

7月2日は渋谷区表参道近くのNHK青山荘で催された尾商同窓会へ出席。 めったに表参道には行かないから、30分ほど早めに着いたので付近のおしゃれな裏道を 見て回った。 途中の渋谷駅で「選挙フェス」という幟がひるがえるのを見たから、ハチ公前に出てみ…

やろく

6月18日は同人誌の合評会で大阪へ行きました。 夜は南海電鉄「住吉大社」駅近い兄の家に泊まりました。 翌日のお昼は駅裏の洋食屋「やろく」で、兄とランチを食べて長話。 喫茶店「珈琲館」でまた長話。 新大阪から3時40分の新幹線で帰京。 天気は雨で…

尾道学入門

5月26日尾道市立大学において講義した「尾道学入門・天皇の浜焼き鯛ー尾道少年の戦後絵日記から」 の内容が尾道地元の日刊紙山陽日日新聞社に掲載された。 なんと5月27日の紙面から6月5日まで8回にわたって連載されたもの。 この写真では読めるはず…

○○で鯛を釣る話

自作の小説「天皇の浜焼き鯛」と随筆「尾道吉和港」で、明治の創業から100年以上の歴史がある 鯛の浜焼きの老舗「ウオスエ」の2015年8月廃業について書きつつ「ウオスエ」ブランドをどこか別 の会社で引き継いでほしいものだ、と希望も書いた。 それ…

尾道の魚信

5月の27日の昼、尾道の老舗の料亭「魚信」で友人二人と食事をした。 その時に店の玄関口で、見送りに出た魚信の若女将と記念の写真を撮った。 写真をプリントして彼女に送ったのだが、その時に写真をSNSに掲載する許しを もとめておいた。本日彼女から…

グミを食べる

尾道旅行から帰宅して,今日が三日目。 庭のグミをのぞいて見た。まっ赤に熟れた実がそこかしこにある。 10個ほど取って、水で洗って食べる。 女房にもすすめるが、「食べたくない」とあっさり拒絶される。 わくわく亭一人で食べる。甘くておいしい。

尾道へ(2)

5月27日、友達二人とホテルで会う。岡本、川本の両氏。 海岸をぶらぶら歩いて料亭の魚信へ。 食事はおいしいし、尾道水道の景色をながめながら、すこぶる「満足、満足」。 食後「おのみち歴史博物館」「おのみち映画資料館」を見学し、浄土寺へ参り、それ…

尾道へ(1)

5月25日、尾道へ。駅前のグリーンヒルホテル尾道へ投宿。 5月26日、朝、タクシーで尾道市立大学へ。9:00から「尾道学入門・私の書いた尾道」講義。 市民への公開授業なので、学生たちのほか多数の市民が聴講に訪れていた。 今回が5回目の講義で、…

山陽日日新聞の続報

わくわく亭のエッセイ「尾道吉和港」が5月15日に山陽日日新聞に掲載された。 その中で、尾道名産である鯛の浜焼き工場ウオスエの廃業について書いた。 そして小説「天皇の浜焼き鯛」でも紹介したウオスエのブランドが消えることは惜しまれるし 寂しいこと…

今日のユスラウメ

庭のユスラウメは赤く色づいてきました。 色の濃いやつを食べてみた。甘みはいまひとつ。 あと数日すると食べ頃か。 グミはまだ青い。

山陽日日新聞

5月14日、15日の山陽日日新聞紙上にわくわく亭のエッセイ「尾道吉和港」が 掲載されています。 小説『天皇の浜焼き鯛』の後日談として書いたものですが、昭和22年12月尾道へ行幸された 昭和天皇に献上された鯛の浜焼き工場を見ておきたいと、昨年1…

今朝の庭

今日も好天。 庭のユスラウメとグミの様子をのぞき見る。 ユスラウメの実は大きくなって、これから色づきはじめるだろう。数も豊作。 グミも同様だが、数は少ない。 ハイビスカスは女房が買ってきた鉢もの。夏にふさわしい南国の深紅。

ひなげし

朝からの雨に、ひなげし(ポピー)が釣り鐘のようにうなだれる。 それを見て、駄句を。 春雨に 朝シャンしたがる ポピーかな

尾道に立った「大塩味方」の幟

先頃広島藩史を読んでいて、「慶応三年、尾道にええじゃないか騒動おこる」という一文を見つけたこ とから、同年十二月の長州、芸州両藩兵の尾道派遣駐留のことを書いたところである。 そのときに思い出したのが尾道市史の中にあった天保八年二月大坂で起き…

名残の桜と新緑

気温25度。 天気もいいので、白子川沿いに名残の桜、八重桜をもとめて散歩に行く。 万年橋近くの八重桜はもうほとんど散っていた。 つぎの橋は別荘橋。 そこにある八重桜は大木である。まだ満開の花は散らず、あたりには甘い「桜餅」 の薫りが漂っていた。…

山陽日日新聞が先触れ

5月26日に尾道市立大学で「尾道学入門 私の書いた尾道」の講義をします。 翌27日には久保の美術館で夜の6:30から8:00まで「森岡久元の尾道小説を語る夕べ」 と題して大学主催の「尾道文学談話会」で話をします。その講義と談話会の内容について…

小説「埋門」

「別冊関学文芸」52号に時代小説「埋門」を書く。 「牢獄秘録」という古い文献に「大宮無宿大次郎御仕置の事」という記録がある。 大次郎は伝馬町牢舎に入牢していた盗賊だったが、入牢中に女牢にいた煙草屋の女房と 親しくなる。女は湯屋で他人の衣類を盗…

ひなげし

庭の濡れ縁のふちに,今朝一斉にひなげしが咲いた。 散歩の途中,道端にたくさん咲いていた貧弱なひなげしを持ってきて、庭に植えたもの。 2年ほどは茎も細く葉も花も小さかったが、今年は肥料が効いたのだろう、 葉も花も大きくなり、背が高くなった。

水天宮

きのうは人形町へ行った。最近は月に一度のペースで人形町へ出かけている。 長く立て替え工事中水天宮が総檜造りで落成したとニュースで見ていたから、檜の香りがする 新社殿を拝みに行った。

ONOMICHI U2

写真が不鮮明で残念ですが、雑誌「AERA]4.18号の記事「ぐっちーさん特別寄稿 倉庫をリノベ した尾道のホテルが1泊2万で満室の訳」です。 投資銀行家の山口正洋さんが尾道駅前海岸にあるサイクリング愛好家のための愛車を持ち込めるホテルに つい…

ぐみの花

小さな黄色のラッパはグミの花である。 グミのことを尾道ではビービーと呼んでいた。 尾道の少年時代に食べた味が忘れがたくて、庭にはグミとユスラウメの木を 植えている。

しだれ桜

庭のしだれ桜は今年は花が少ない。 それだけに余計に可憐さが感じられる。 濃艶さがあるのは花海棠である。

高尾の桜

きのう4月5日、高尾に故高宮檀さんの墓参りをした。 曇り空で,時々雨の予報もあったが、友人の滝沢さんと高尾駅で落ち合って、 彼のレンタカーで青葉霊園へ行った。途中はどこも満開の桜で溢れていた。 墓地の背後もまた桜の山だった。 墓石には両親の戒…

尾道文学談話会

尾道市立大学公開講座「平成28年度 尾道文学談話会」開催のお知らせ 日本文学科を中心とした本学の教員が、文学や言葉にかかわる様々な話題を提供し、市民の皆様と談話形 式で講義を行う公開講座「平成28年度 尾道文学談話会」を以下の日程及びテーマで開催…

ウェブ小説の衝撃

「ウェブ小説の衝撃」(飯田一史著 筑摩書房)という本をとても興味深く読んだ。 ウェブ小説とはインターネットの投稿サイトがあって、そこへ投稿した小説のことだが、 投稿者は数十万人おり、無料でアクセスしてモバイルで読む読者は、サイトごとに数百万か…