尾道ものがたり

尾道学入門

5月26日尾道市立大学において講義した「尾道学入門・天皇の浜焼き鯛ー尾道少年の戦後絵日記から」 の内容が尾道地元の日刊紙山陽日日新聞社に掲載された。 なんと5月27日の紙面から6月5日まで8回にわたって連載されたもの。 この写真では読めるはず…

○○で鯛を釣る話

自作の小説「天皇の浜焼き鯛」と随筆「尾道吉和港」で、明治の創業から100年以上の歴史がある 鯛の浜焼きの老舗「ウオスエ」の2015年8月廃業について書きつつ「ウオスエ」ブランドをどこか別 の会社で引き継いでほしいものだ、と希望も書いた。 それ…

尾道の魚信

5月の27日の昼、尾道の老舗の料亭「魚信」で友人二人と食事をした。 その時に店の玄関口で、見送りに出た魚信の若女将と記念の写真を撮った。 写真をプリントして彼女に送ったのだが、その時に写真をSNSに掲載する許しを もとめておいた。本日彼女から…

尾道へ(2)

5月27日、友達二人とホテルで会う。岡本、川本の両氏。 海岸をぶらぶら歩いて料亭の魚信へ。 食事はおいしいし、尾道水道の景色をながめながら、すこぶる「満足、満足」。 食後「おのみち歴史博物館」「おのみち映画資料館」を見学し、浄土寺へ参り、それ…

尾道へ(1)

5月25日、尾道へ。駅前のグリーンヒルホテル尾道へ投宿。 5月26日、朝、タクシーで尾道市立大学へ。9:00から「尾道学入門・私の書いた尾道」講義。 市民への公開授業なので、学生たちのほか多数の市民が聴講に訪れていた。 今回が5回目の講義で、…

山陽日日新聞の続報

わくわく亭のエッセイ「尾道吉和港」が5月15日に山陽日日新聞に掲載された。 その中で、尾道名産である鯛の浜焼き工場ウオスエの廃業について書いた。 そして小説「天皇の浜焼き鯛」でも紹介したウオスエのブランドが消えることは惜しまれるし 寂しいこと…

山陽日日新聞

5月14日、15日の山陽日日新聞紙上にわくわく亭のエッセイ「尾道吉和港」が 掲載されています。 小説『天皇の浜焼き鯛』の後日談として書いたものですが、昭和22年12月尾道へ行幸された 昭和天皇に献上された鯛の浜焼き工場を見ておきたいと、昨年1…

尾道に立った「大塩味方」の幟

先頃広島藩史を読んでいて、「慶応三年、尾道にええじゃないか騒動おこる」という一文を見つけたこ とから、同年十二月の長州、芸州両藩兵の尾道派遣駐留のことを書いたところである。 そのときに思い出したのが尾道市史の中にあった天保八年二月大坂で起き…

山陽日日新聞が先触れ

5月26日に尾道市立大学で「尾道学入門 私の書いた尾道」の講義をします。 翌27日には久保の美術館で夜の6:30から8:00まで「森岡久元の尾道小説を語る夕べ」 と題して大学主催の「尾道文学談話会」で話をします。その講義と談話会の内容について…

ONOMICHI U2

写真が不鮮明で残念ですが、雑誌「AERA]4.18号の記事「ぐっちーさん特別寄稿 倉庫をリノベ した尾道のホテルが1泊2万で満室の訳」です。 投資銀行家の山口正洋さんが尾道駅前海岸にあるサイクリング愛好家のための愛車を持ち込めるホテルに つい…

尾道文学談話会

尾道市立大学公開講座「平成28年度 尾道文学談話会」開催のお知らせ 日本文学科を中心とした本学の教員が、文学や言葉にかかわる様々な話題を提供し、市民の皆様と談話形 式で講義を行う公開講座「平成28年度 尾道文学談話会」を以下の日程及びテーマで開催…

尾道のええじゃないか騒動

もう数年越しで、文化文政期から幕末にかけての尾道商人たちの物語を書きかけているのだが、なかな か先に進まない。その作業の途中で、色々の資料を読むことになる。 するとそこでまた面白い事実に出くわすと横道へ入り込んでしまい、肝心の物語が棚上げに…

タジマさんちのレンコン

毎年この季節になると尾道のタジマさんからご自分蓮池で収穫した蓮根を贈って頂く。 ことしも立派な蓮根が届いた。天ぷら、煮物、きんぴらにして食べるが,味は極上である。 タジマさん、ありがとうございます。

母校の図書室

わくわく亭の母校である尾道商高から図書室の写真が送られてきた。 送り主は高校の校長で、鄭重な手紙に添えられたもの。 写された書棚には、わくわく亭の著書が晴れがましく並んでいる。 それらの本の著者が本校の卒業生であると紹介するために写真入りの新…

尾道で同窓会

10月20日、昭和34年卒業生による尾道商業高校の同窓会が尾道であった。 およそ300人の卒業生のうち約100名が参加した。関西、首都圏、九州からも参加があった。 ホテルの会場では全員の写真が撮りにくいので、ホテルの前にある駅前広場に全員が…

ウオスエの廃業(2)

路地を通り抜けて国道へ戻る。つぎに港の岸壁沿いにウオスエの看板をめざして歩いた。 港内にはかつては家船として使われたのではないかと想像される古びた木造船がかなりの数繋留されてい るが、どこにも人影はない。 ウオスエの吉和工場は閉鎖されていた。…

ウオスエの廃業(1)

平成二十七年十月二十日、昭和三十四年に卒業した高校の同窓会があって,私は尾道にいた。 会場は私が前夜から宿泊する駅前のグリーンヒルホテルで,午後四時開始の予定だった。 時間の余裕があるので、駅前から市バスに乗って卒業した高校を訪ねてみること…

因島の家船

尾道吉和の家船の記録をいろいろ勉強しています。 因島の箱崎港も家船でにぎわった時代がありました。 写真は昭和35年のもの。

志賀直哉が見た尾道風景

『尾道案内」に出ている「向島小不二山ノ眺望」を紹介したついでに、もう一枚。 その当時の尾道の絵が「暗夜行路」の挿絵に登場。 志賀直哉が見た頃の尾道はこんな風景だったのだ。

尾道の富士山?

古い『尾道案内』に出てくる「向島小不二山ノ眺望」の絵図。 山は向島の高見山のことであるが、不二山(富士山)と呼んで観光案内したことがあるらしい。

尾道学寮

5月21日の尾道市立大学での講義「尾道学入門」では、3枚の古い写真を使った。 その中で、とりわけ吉和港に帰港した数百隻の家船の写真に受講生たちから強い関心を集めた。 船を家として漁業や海運にたずさわった人々の生活について聞くのは、受講生たち…

山陽日日新聞

尾道地元の新聞である山陽日日新聞がわくわく亭の尾道市立大学での講義の内容を 掲載してくれています。掲載は数回の連載になります。山陽日日さん、ありがとう。

おのみちU2の書棚

尾道駅前の新施設U2の中にできた書棚を見てきました。 サイクリングで旅行する人たちのためのホテル、レストラン、バーなどが入ったユニークな 施設で、入り口近くの海側に旅人がくつろげるための書棚がこしらえてあって、自転車や 尾道に関連した本が自由…

尾道市立大学で

5月21日は午前9:00から10;30まで尾道市立大学で「尾道学入門」の講義をしました。 小説「怨の文字入りシャツの女」から戦後尾道にできた闇市マーケットの消長を話しました。

「尾道学入門」講義

ここ数年は毎年5月に尾道市立大学で「尾道学入門」の講義をしています。 タイトルは「私の書いた尾道」として過去の自分の作品にちなんだ私の尾道時代のことを 4月に入学してきた学生たちに話して聞いてもらっています。 今年が4回目です。毎年聴講する学…

川瀬巴水の「尾道」

NHKのアーカイブス番組で「日曜美術館『郷愁に染まる風景~版画家・川瀬巴水~』」 を見た。去年の12月28日放送。巴水の数々の代表作をその生涯を追いかけながら 紹介する見応えのある番組だったが、番組の最後に「尾道の朝」と題のついた版画がちら…

蓮根

尾道の知人から今年も蓮根のプレゼントが届いた。 ご自分の蓮池で収穫したレンコン。 礼状を出す前に、さっそく天ぷらとキンピラにして食べた。 ほくほくしてうまいこと。 たくさん頂いたので、正月料理につかえる。 尾道のTさん、ありがとうございました。

同窓会

今日は尾道商業高校同窓会東京支部総会。長いタイトルです。 会場は銀座のコートヤード・マリオット銀座東武ホテル。これも長い名前です。 出席人数が年々減少するのは淋しいね。

尾道東高校

21日土曜の朝日新聞別冊の「映画の旅人」が成瀬巳喜男監督による映画「放浪記」の紹介を している。トップの写真は尾道の東高校である。林芙美子が通っていた当時は尾道市立高等女学校。 高い石垣がなつかしい。わくわく亭が4年生まで通っていた久保小学…

大林監督からのメッセージ

6月5日の山陽日日新聞が送られてきた。新聞社へ届いた大林宣彦監督からのメールを紹介した記事が あった。「敗戦少年の夏の記憶です」というタイトルで、大林監督から「森岡久元さんの講演記録、愛読 しています」とのメッセージがある。うれしいことだ。…