「尾道学入門」講義

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ここ数年は毎年5月に尾道市立大学で「尾道学入門」の講義をしています。

タイトルは「私の書いた尾道」として過去の自分の作品にちなんだ私の尾道時代のことを

4月に入学してきた学生たちに話して聞いてもらっています。

今年が4回目です。毎年聴講する学生たちは入れ替わるので、同じ話をしてもいいのですが、

それでは話をする自分が面白くないので話題を変えることにしています。

去年は自作の小説「昼下がりのダンスホール」から《尾道進駐軍がやってきた》と題して

話しましたが、今年はその続編ともいえる小説「怨の文字入りシャツの女」から戦後尾道駅前に

できた闇市《国際マーケット》の消長を中心に、いまは尾道から消えてしまったいくつかの

思いで深い風景について話そうと準備をしています。

私の講義は5月21日午前9:00~10:30です。

一般市民にも公開していますので、昭和20年代から昭和40年の国際マーケット強制撤去のころ

までの尾道の戦後についての昔話を聞いてみようと思われる方は、どうかお出かけになって

ください。

写真は国際マーケットの裏側を尾道水道から撮ったもの。