志賀直哉と尾道遊廓(2)
四月上旬までとすると、まずその頃の尾道の地図を見てみたい。
いないだろう。
の名が見える。その上側に住宅の印がいくつかついているが、そのあたりに志賀直哉の借家はあった。
前には道があって、千光寺へとつづいているのがわかる。
その部分を拡大して見てみる。
に出て千光寺まで上っている。市内を東へと散策して「酢」の店を見ている。
このときは、すぐに汽船で四国へ行くが、数日して戻ってくると、寶土寺上の借家をみつけて
住むことにきめるのである。
彼は東京へ手紙を出すときには「停車場」まで歩いているが、地図でみるように、借家から
停車場(駅)までは、歩いて10分余りにごく近い距離にあった。
尾道時代に彼は二度目の四国旅行をしている。
尾道から乗ったと思われる四国航路の汽船の写真を見る。
(3)につづく