『木嶋佳苗劇場』

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いろいろ問題の本を出版する宝島社から『木嶋佳苗劇場』(933円)という本が出た。

詳細をきわめた裁判記録に加えて、宝島社らしい企画が収録されている。

座談会「木嶋佳苗のここが凄い」29歳から43歳までの、ほぼ木嶋佳苗と同世代の

女性たちによる座談会で、テーマは「なぜ木嶋佳苗に魅せられたのか」

バブル時代に女子高生だった女性たちで、バブル崩壊後に社会人となった彼女たちは

木嶋佳苗の欲望のままに生きる姿を、どのように評価するか。

とても興味深かった。

「百戦錬磨の女性文化人が斬る。木嶋佳苗の深層心理とカナエ現象を読む」も面白い。

なにしろ百戦錬磨の文化人なる女性たちというのが、倉田真由美岩井志麻子中村うさぎ、という

烈女なのだから。

見出しを見るだけで、内容は分かろうというもの。

倉田真由美「ブサイクだからこそ、被害者は結婚話に現実味を感じた。女ってメスの臭いのする女が

大嫌いなんです」

岩井志麻子「木嶋被告の名器自慢は証明不能なオカルト。佳苗は自分のことを美人だと思っている

はず」

中村うさぎ「虚言の女はなぜブスか。モテない女たちの希望の星。被害者たちは「バカで不潔」な

存在だった」

いかにも、烈女3人の木嶋分析には読むべきものがあります。