『木嶋佳苗劇場』
いろいろ問題の本を出版する宝島社から『木嶋佳苗劇場』(933円)という本が出た。
詳細をきわめた裁判記録に加えて、宝島社らしい企画が収録されている。
女性たちによる座談会で、テーマは「なぜ木嶋佳苗に魅せられたのか」
バブル時代に女子高生だった女性たちで、バブル崩壊後に社会人となった彼女たちは
木嶋佳苗の欲望のままに生きる姿を、どのように評価するか。
とても興味深かった。
「百戦錬磨の女性文化人が斬る。木嶋佳苗の深層心理とカナエ現象を読む」も面白い。
烈女なのだから。
見出しを見るだけで、内容は分かろうというもの。
倉田真由美「ブサイクだからこそ、被害者は結婚話に現実味を感じた。女ってメスの臭いのする女が
大嫌いなんです」
はず」
中村うさぎ「虚言の女はなぜブスか。モテない女たちの希望の星。被害者たちは「バカで不潔」な
存在だった」
いかにも、烈女3人の木嶋分析には読むべきものがあります。