「姫路文学」126号
「姫路文学」126号が発行された。
わくわく亭は「キヨノの話」という短いものを書いている。
編集後記で主宰者の井上さんが、作品紹介をしてくれている。
今号掲載の「キヨノの話」も巧妙な作風で楽しませてくれる。 主人公の私は少年期、疎開により母親の郷里尾道で育った。 そこで祖母キヨノから蛇にまつわる恐い話を聞かされる。 蛇は少年にとって、気味の悪い相手ながら、苛めたり殺したりと、恨み祟りに見舞われる 動物である。キヨノの話は古い、いつかわからない昔、夜這いと蛇淫伝説を絡ませた話で、 読者は掌の上で遊ばされる。 森岡さんのストーリー作りは実に上手い。感心するばかりだ。
ずいぶん褒めていただいた。ありがたい。