ジョン・ガリアーノ逮捕なのか?

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華麗なガリアーノ氏のファッションショー



海外メディアが「ジョン・ガリアーノ氏反ユダヤ暴言で逮捕さる」と報道している。


デザイナーとして「天才」の名が高い。

1960年生まれで、50歳。イギリス国籍。

パリのカフェで酒を飲んでいて、隣のカップルと口論になり、「汚らしいユダヤ人め、死んで

しまえ」とか「気にくわないアジア人め、殺すぞ」などと暴言を吐いたということだ。

カップルはイタリア人だとかでユダヤ系ではないそうだが、警察がやってきて、ガリアーノ氏は

拘束されて警察署に連行されたらしい。その後彼の運転手の車で自宅に帰ったとか。

それを、「逮捕」とトップニュースとして伝えている。

逮捕ではなく、カフェでのトラブルで一時拘束された、というのが正確な情報ではないか。

ただし、パリなどでは、ユダヤ人に対する人種差別発言とナチスを賞賛する発言で逮捕され、

場合によっては懲役6ヶ月になることもあるそうだから、反ユダヤ的、人種差別的発言は

するべきではないそうだ。

この事件報道に関連して、彼が,以前にも「ヒトラーが好きだ」とか「ユダヤ人は死ね」と

どこかの酒場で発言したことがあった動画をイギリスの大衆紙「サン」が公開した。


ただちにディオール社は「人種差別に反対」の立場から、ガリアーノ氏の停職処分を発表している。

ユダヤ問題には、ヨーロッパはつねにぴりぴりする。


ガリアーノ「逮捕」の火の粉は、アカデミー賞会場へと飛んだ。


ブラック・スワン」で主演女優賞をもらったナタリー・ポートマンが受賞後の記者会見の

席で、「反ユダヤの暴言を吐いて、ディオールのデザイナー・ガリアーノ氏が、パリで

逮捕されましたが、ディオールの香水のモデルをしているあなたとして、どんな感想を

お持ちですか?」と質問された。

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ナタリーがユダヤアメリカ人であるから、記者は答えにくいこの質問をした。

気の毒に、せっかく歓喜の記者会見という場所で、なんという質問をすることか。

当惑をしたナタリーはオスカーを胸に抱いたままひとことも語らなかった。