2008-05-11から1日間の記事一覧

高麗神社の作家たち(7)

(自宅でくつろぐ檀一雄) 檀一雄と坂口安吾が、高麗神社に参拝したのが昭和26年の10月18,19日だった。 その頃安吾の神経は小康状態だったのだろうが、睡眠薬として常用するアドルムのために精神の 錯乱状態を呈することがあった。 11月4日、これ…

もやしもん

手塚治虫文化賞のマンガ大賞を「もやしもん」が受賞した。 朝刊でそのニュースを読んだものだから、午後の散歩、雨が降っていて気温が下がり、あまり気が進まなかったのだが、大泉学園駅に近いマンガ古書店で受賞作をみつけてやろうかと、でかけた。 書店の…

高麗神社の作家たち(6)

坂口安吾、檀一雄、(文藝春秋の)中野の3氏は昭和26(1951)年10月18日に埼玉県日高市にある高麗神社へやってきた。 安吾のエッセイ『高麗神社の祭の笛』に神社到着のシーンがこう書かれている。 出発がおそかったので、コマ神社に到着したのは…

「夏祭り」から「ふたたび祭りの日に」まで

小説「ふたたび祭りの日に」とそのなかの挿入話となている小説「夏祭り」について 記事を書いています。 参考になさってください。 ↓をクリックしてください。 URL: http://blogs.yahoo.co.jp/morioka_hisamoto/31198132.html

高麗神社の作家たち(5)

写真は坂口安吾。 坂口安吾は小説のほかに、日本の歴史や風俗文化に材を得た独創的エッセイを多数書いている。 のちの松本清張の現代史、古代史研究や、司馬遼太郎の「街道を往く」シリーズに先鞭をつけたものといえるだろう。 安吾が高麗神社に檀一雄ととも…

高麗神社の作家たち(4)

高麗神社から徒歩5分の距離に聖天院という寺院があり、高麗王若光とその一族の菩提寺です。 若光の廟もあります。 正式な山号寺号は「高麗山聖天院勝樂寺」ともうします。 国難を避け高句麗から渡来した若光に従ってきた、侍念僧勝樂によって開基しました。…