2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

JAMES BAMA(6)

ネイティブ・アメリカンのチェスター・メディシン・クロウの肖像です。 なんと堂々と、誇りに満ちた表情だろうか。 視線は写生中のBAMAをつきぬけて、はるかかなたを望んでいるかのようだ。 日本で流行った「千の風になって」の原詩は作者不明ということ…

千代紙

千代紙は日本の和紙をつかった優美で、あるいはかわいらしい伝統文化のひとつ。 わくわく亭には女の子がいないのに、和紙がいろいろあるのです。 女房が書道をやっていたので書の料紙がいろいろあったり、 わくわく亭が趣味で版画を彫ったりするから、それを…

古美術 花径

横道に、目立たぬようにある小さな骨董店「花径」 展示品を、夕方に撮ったせいで、マドに照明が点じられて、自然の色彩が 分かりにくいかも知れない。 この皿、どこかで見たことのある絵柄である。猿が桃をもぎとった場面である。 中島誠之助氏が同行してお…

五月堂

わくわく亭の仕事場の裏通りに、この骨董商はある。 いま展示している骨董品は、大きな「蓮弁」である。 蓮の花弁(はなびら)一枚がこの大きさということは…蓮の花の全体像は どれほどの大きさになるのだろうか。 古代の寺院にあった仏像を、その上に安置し…

屋上に金の壺

わくわく亭はデジカメを持ち歩いています。 なにげなくビルの上をみて、わが視界に妙なものが入ってきました。金の壺です。 それも、ビルの屋上に。 かなりの大きさがありそう。 ズームにして撮影しました。 ビルはナカジマ・ゴールドビル。 ネットで検索し…

JAMES BAMA(5)

わくわく亭が所有するBAMAの画集には愛妻LYNNE(リン)を画いたものが2枚ある。 これはその1枚。 帽子に赤いネッカチーフを巻いているのは、意味があるのだ、とBAMAが言っている。 ワイオミング州で狩猟期間がはじまると、人々は赤か、オレン…

「喜多方ラーメン坂内」

昨日はわくわく亭の○回目の誕生日でした。 誕生日と深い関係があるわけではありませんが、お昼は喜多方ラーメンでした。 会津の喜多方に本店はあります。「坂内食堂」(ばんない)というのが元々の屋号。いまは 「小法師」(こぼし)という屋号でチェーン展開…

ロミオはまだジュリエットを愛しているか?

恋は盲目という。 ロミオはジュリエットに恋して、身を滅ぼした。 小沢家と福田家は、ともに勢力を争っているテキ屋の親分です。両家はむかしから仲が悪い。 ところがたいへん。小沢家の一人息子であるイチロー君が、こともあろうに、反目している福田家の一…

JAMES BAMA(4)

絵についたタイトルは「BELL IN WINTER」(冬の鐘) 地面に置き忘れられた鐘に降り積もる雪。その雪の質感が見事に写実されています。 1926年にBAMAはニューヨークにうまれている。今年81歳になる写実派の画家だ。 NYに生まれ、育ち…

JAMES BAMA(3)

山男 アンソン・エディー 彼は本物の山男だ、とバマは書いている。 薪をくべるストーブを使いながら、古い丸太小屋で、40匹の猫とくらしている。 車を持たず、一番近い町からでも58キロもはなれた山の中である。 積み上げられた薪の山は、彼にポーズをと…

じろう柿、甘柿で種なし。 曇り空、いまにも降り出しそうな朝。 一番明るいところで、撮影。 きりきり、果肉がひきしまった、じろう柿。 ナイフをあてると、パリンと弾けんばかりの、じろう柿。

JAMES BAMA(2)

絵の人物はロイ・ベゾナ。 ロイが生まれたのは1890年7月10日で、その日はまたワイオミングが州に昇格した日だった。 バマが彼を写生したとき、ロイ老人はバマに、 「絵のタイトルは、『老人ワイオミング』とつけてもらいたい」と頼んだのだそうである…

吉祥寺駅前イルミネーション

大泉学園から、バスで、吉祥寺へ。京王線で明大前で乗り換えて、聖跡桜ヶ丘へ、おでかけでした。 半世紀ほど前の銀座風景をしのぶ、という会があって、当時の有楽町にくわしい紳士の懐旧談、銀座歌謡を聞かせてもらってから、上映会。 日活映画『銀座の恋の…

JAMES BAMA(1)

JAMES BAMA(ジェイムス バマ)、アメリカの画家(1926~) 彼の画集を東京駅地下の古書店で買った。 それまで知らない画家だった。 彼の絵を見たので、このブログに「驚異の美術館」を開設することにしました。 あまり世に知られていない、そ…

新内

本ではないのだが、いまどき、珍品かなと、持ち出しました。 新内のLP 2枚。 一枚は『新内 蘭蝶・明烏』日本コロンビア 1965年9月制作。 蘭蝶 唄と三味線 新内勝恵 明烏 唄 鶴賀徳之助 三味線 新内勝恵 一枚は『蘭蝶―若木仇名草』日本コロンビア 1…

『ゑひもせす』杉浦日向子

★前の記事『二つ枕』杉浦日向子(3)からのつづきです。★ ちくま文庫『ゑひもせす』を開くとするか。 ちくま文庫には何冊も杉浦マンガが収められている。カバーの袖に作者の写真がついている。どの本をみても、おなじ写真である。何歳くらいの写真だろうか…

『二つ枕』杉浦日向子(3)

『ゑひもせす』についてなにか書こうと、文庫本を開いていたら、『虚々實々 通言室乃梅』という 作品があるじゃないか。 きくところによると、この『通言室乃梅』を雑誌「ガロ」に送ったところ、掲載がきまって、以後杉浦さんの江戸ものマンガの発表舞台が「…

「チャップリンの日本」

『チャップリンの日本』ーチャップリン秘書・高野虎市遺品展を見た。 高野虎市(こうのとらいち)は1916年から1934年まで、18年間チャップリンの秘書をつとめた人です。 あの世界的名優チャールズ・チャップリンの秘書が日本人だったことは、あま…