JAMES BAMA(1)

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 JAMES BAMA(ジェイムス バマ)、アメリカの画家(1926~)

 彼の画集を東京駅地下の古書店で買った。

 それまで知らない画家だった。

 彼の絵を見たので、このブログに「驚異の美術館」を開設することにしました。

 あまり世に知られていない、それでいて、びっくりするような、「驚異」に値する絵画、造形のみをUPしたいと思います。

 だいたいは、古書店などで見つけた画集がソースということになります。

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 BAMAがどんな画家なのか、この一枚の人物画を見ればわかるでしょう。

 徹底的な写実画です。画集タイトルが「THE WORLD OF REALISM]とついているのも道理。
 写真ではないのです。写実画です。

 絵のモデルとなった老人は、BAMAが画いたときには92歳だったそうで、その年齢で、まだワイオミング州で最年長の、現役STAGECOACHドライバーだったそうだ。ステージコーチとは、辞書をみると、駅馬車、定期馬車とある。
 名前はジョージ・ワシントン・ブラウン。その名前にふさわしいお顔だちだ。

 ジョン・フォードの映画「駅馬車」に出てくる馭者のじいさまにそっくりではないか。

 その顔中のひげ、毛皮の(いかにも獣のにおいがしそうな)コートといい、アメリカ西部男の存在感にあふれた人物画です。