ヨーガの面白さ

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 ヨーガをはじめたのは1994年の春で、たまたま見たNHK教育テレビの趣味百科という番組のおかげだった。

 テレビで簡単にやってみせること、たとえば、床に座って伸ばした片方の足の親指を、両手でつかむこと、ちょっと真似をしようとして、できないのだった。
 伸ばした膝の裏側が痛くて、足の指をつかむどころか、手の指先でタッチするのがやっとだった。

 そんな初歩的なことが出来ない自分の身体の硬さを思い知った。

 すぐに書店に出かけてNHKの番組テキストを買い、毎週水曜日の30分番組を見ながら、毎朝1時間、休日には2時間をヨーガタイムにして、今日まで13年間一日も休むことなく続けてきた。

 NHKの講師は番場一雄さんだった。番場さんの師が佐保田鶴治さん。僕は佐保田さんが提唱する「ヨーガ禅」とインド哲学について書かれた本から、氏が翻訳した「ヨーガ根本教典」まで、すっかり読んで佐保田さんのファンになった。

 さまざまな体位があるけれど、僕は自分が好きな体位を組み合わせて、わくわく亭流のヨーガ体位のセットをつくった。
 体位と呼吸法と瞑想とを組み合わせて、1~2時間やっています。

 ヨーガは瞑想を目的にしたもので、深い瞑想のためには、呼吸が整って安定していることが必要であり、整った呼吸をするために、ヨーガの体操と体位とが考え出された。
 
 ヨーガは最近ではアメリカ流の美容(美しくやせられる)と健康のための体操として、日本でもひろく定着している。

 そこを、もうすこし進んで、呼吸法と瞑想まで行って、日本の仏教、なかでも禅宗が行法とする座禅
のつもりで続けると、ヨーガの奥深さが味わえる。すると、どんどん面白くなってくる。

 上の写真は「蓮華坐」に締めつけを加えた体位です。脚を組んで、両腕は背中で交叉させ、両手で足首をつかんで締めつけます。

 下の写真は背骨をねじる体位です。