水ナスとシェイクスピア

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 昨夜は友人のTさんと食事をしたのですが、水なすというものを食べました。

 なすを刺身のようにして食べるのです。それ用に栽培した茄子なのでしょうが、甘味のある、よく締まった身をしています。皮は剥いてあり、2,3ミリの厚みに切ってあります。よく冷やしたものを、ワサビ醤油か、あるいはゴマだれで食べます。夏らしい、すずしげな味覚ですね。

 そら豆ですが、焼きそら豆といって、大きなサヤごと火の上で焼いたものが供されます。熱くなったサヤから豆をとりだして、皮を剥くと、あつあつで、ほくほくのそら豆が出てきます。塩をつけて食べます。こちらも、夏らしい食べかたです。

 どちらもビールによく合いますよ。

 友人が連れて行ってくれた、神楽坂にある刺身が自慢の料亭だったのですが、刺身を食べず、わくわく亭はもっぱら水なすとそら豆を食べていました。

 Tさん、ごちそうさまでした。

 Tさんは旧い友人で、外国からの輸入映画に日本語の字幕をつけたり、テレビドラマの日本語吹き替え版を製作する会社を経営している。NHKで放送していた「名探偵ポワロ」なんかがそう。
 
 Tさんが一年がかりで完成させたのが、シェイクスピア全集37作品(DVD)。イギリスBBCが7年の歳月と35億円の制作費を投じて作ったシェイクスピアの完全版に、日本語字幕をつけたものです。

 その完成を祝うといって、乾杯してきたのでした。莫大な費用をかけて完成したもので、歴史的な事業だといえると、わくわく亭は思っています。

 Tさんは映画の製作にも資本を投じています。わくわく亭の小説を原作に映画を一本作ろうじゃないか、とアルコールがはいると言ってくれますが、

 Tさん、映画化してよ。