2007-06-10 『文政6年の花の雲』への勝又浩評 文学仲間 僕わくわく亭の小説『文政6年の花の雲』(「酩酊船」22号)についての評が「文学界」7月号にでています。文芸評論家勝又浩さんの評です。 「……『文政6年の花の雲』が面白かった。異界話や蘇生譚に引きつけられて行ったらしい蜀山人・大田南畝の晩年をよく調べて描いている。 スタイルとしては芥川龍之介が瀧澤馬琴を描いた『戯作三昧』に似ているが、芥川作品よりずっと自由で、人間らしいふくらみのあるところがよかった」 比較するに芥川龍之介の名前が出されるとは、まことに名誉のことにおもいます。