『文政6年の花の雲』への勝又浩評

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 僕わくわく亭の小説『文政6年の花の雲』(「酩酊船」22号)についての評が「文学界」7月号にでています。文芸評論家勝又浩さんの評です。

「……『文政6年の花の雲』が面白かった。異界話や蘇生譚に引きつけられて行ったらしい蜀山人大田南畝の晩年をよく調べて描いている。
 スタイルとしては芥川龍之介が瀧澤馬琴を描いた『戯作三昧』に似ているが、芥川作品よりずっと自由で、人間らしいふくらみのあるところがよかった」

 比較するに芥川龍之介の名前が出されるとは、まことに名誉のことにおもいます。