ツバキにチャドクガの幼虫がついたので

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 昨日の朝、思い切って、庭にあるツバキ、ワビスケサザンカの枝を切りおとしました。

 数日前から、妻が薬品で庭の木を消毒してやりながら、
チャドクガの幼虫がついたみたいだから、いまのうちに枝葉を切ってしまわないと」といっていました。

 放っておけば、幼虫は、あっというまに数センチに成長して、有毒の毛を起てて、不気味な密集状態を呈します。そうなっては、大切なツバキとサザンカ丸坊主になるまで、すっかり切ってしまうことになります。

 毒の針は、木の下を歩くだけで、手足に刺さることがあるし、わが家ばかりか、ブロック塀をこえて、お隣さんの庭木にもチャドクガがひろがって、「ごめんなさい、枝葉を切らせてください」と、頭をさげにいくことにもなります。

 僕はまだ毒の毛にさされたことはないのですが、妻は何度か刺されています。皮膚科に行ったこともあります。

 そこで、昨日、出勤前に、僕と妻は力を合わせて、チャドクガに侵された枝葉の剪定にとりかかったのです。

 妻は長い竿の先端にハサミのついた道具をつかい、2メートルも離れた、安全な場所で切りますが、僕はビニールのゴミの袋の口を広げて、切り落とされた毛虫つきの枝葉を受け容れる損な役回りです。

「あっ、そんな受け方では、下に落ちるじゃないですか。落ちたら、下の草の中に毛虫が逃げ込むから、すぐ拾ってください。ああ、また受け損なった」

 こちらの危険をかえりみないで、ズバズバ切っていきます。

「まんいち、毒の毛に刺されたら、洗ったり消毒するまえに、ガムテープをつかって刺さった毛を抜き取るのがいいんですってよ」

 そうか、それで、縁先にガムテープが置いてあるわけか。

 ツバキ、サザンカワビスケはほっそりと剪定されました。

「あなたの、ナシとグミも薬で消毒しておきましたからね」

 今日の雨で、消毒薬は洗い落とされるでしょうか。まだ、グミは青いままで、赤く熟すまでには、あと
何回か雨がふるでしょう。

 しかし、たとえそうでも、食べるときには、よく水で洗ってからにしよう、と僕はチャドクガを片づけた手を洗いながら考えました。