岡崎京子の近況
雑誌「AERA」2月28日号が伝える岡崎京子さんの最近の状況。
彼女の実弟忠氏が語ったもの。
「『はい』や『いいえ』などの簡単な意思は、短い言葉や表情で返してくれるので、
それで判断します。食事をしたり、ラジオを聞いたり、いまはどうすれば彼女が
ケラケラと笑ってくれるかを考えることが、僕を含めて家族の喜びなんです」
岡崎京子さんがひき逃げに遭って、脳に重大な障害を受けて20年になる。
20年のブランクがありながら、現在も絶大な人気のあるマンガ作家は、他に例がないだろう。
彼女が生きて、「岡崎京子は不滅である」と『文学界』が特集を組み、彼女の作品から、
喜んでいると聞いて、全国の岡崎ファンが喜んでいる。これこそ、作家冥利というものでは
あるまいか。