アイラモルトを順に味わうような、だって

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年下の友人Eさんから『尾道物語・旅愁篇』の感想が届いた。

読了して、時間と夢と記憶が交錯した甘美な旅から戻ったようで、

軽い眩暈がいたしました。

今回はまた風味の異なるアイラモルトを順に味わうような、ちょっと

スリリングで耽美な仕立てで、新聞記事に紹介されている青春の「熟成」

がもたらす褒美がこれかと腑に落ちました。

7月、驚いたことに、私も還暦を迎えました。(略)

ブログで拝見しましたが、一切禁酒ですが?

グループで始めた六本木のバーにでもお誘いしたいのですが。

年下とはいっても、Eさんも還暦である。

Eさんはあるユニークな企業グループの代表であるが、六本木でバーまではじめたもよう。

彼の誘いに応じにくいのは、わくわく亭の酒はビールでグラス一杯までと制限して

いるからだ。

「今回はまた風味の異なるアイラモルトを順に味わうような」とはいかにもEさんらしい

表現でおもしろい。アイラとはイギリス・スコットランドにある「アイラ島」。この島には

9つの蒸留所があり、モルトウイスキーの聖地と言われているとのこと。

ちょっと、ネット情報をのぞいてみる。

《9つの蒸留所すべてが海辺に建っており、そのためか独特のヨード臭やスモーキーな香りがする。

程度の差はあれ、独特のヨード臭とスモーキーさは他の地域にはなく、アイラモルトだけの特徴である。

程度はクセが強い分、モルト初めての人は苦手かもしれないが、慣れればやみつきになる。

有名なブレンデッドスコッチでアイラモルトが入っていないウイスキーはない。

少なくとも5%ほどがブレンドされているという。全島が厚いピート層で覆われピートがふんだんに

手に入るので非常にピート臭が強い蒸留所が多いのも特徴》

わくわく亭はウイスキー通ではないが、これを読むと、Eさんが『尾道物語・旅愁篇』を

どのように味わってくれたか想像できる。

彼の六本木のバーでは、そんなモルトウイスキーを並べているのではないか。