中国の郭樹清さん

中国証券監督管理委員会主席の肩書きを持つ郭樹清さんのインタビュー記事を読んだ。

その中で、中国人民銀行が管理している外貨準備額が3兆2000億ドル(約246兆円)で、

2004年ころと比べると5倍に膨らんでいることについて、中国証券市場の番人である

郭さんは、こう述べている。

「外貨準備がこれほどのスピードで伸びているのは、利益より弊害が大きい。

 せっかく稼いだ外貨を倉庫にしまっているようなものです。

 しかも大量に保有するドルやユーロが値下がりしてしまった。

 外貨を抱えるということは、自分たちで統治できない別の国のリスクを

 しょいこむようなものですから」

中国経済官僚の外貨準備についての意見は、まるで日本がバブル期にあったころの大蔵官僚の

意見のようだ。

金満大国中国の、持てるものの悩みである。

他方の日本は、しょぼくれる一方である。

郭さんが発表した経済論文のなかに、こんなくだりがあるらしい。

「中国の人口は米国や欧州、日本にオーストラリア、ロシアの合計にほぼ等しい」

13億人の人口とは、それくらいの規模なのか。

人口だけではない、このままの経済成長が続いたならば、経済規模も又

近い将来ではないとしても、それくらいの大きさになる可能性があるといえる。

なにしろ清朝全盛期のころ、中国のGDPは、世界の40%を占めていたと

いうのだから。