明治ヨーグルト・パニック
さきほど食品スーパーの中にあるベーカリーでパートをしている女房が帰ってきていうことです。
朝お店に行くと、大勢が列をつくって開店を待っていた。
もちろん、ほとんどは高齢の男女。
なんのための行列だろうと聞くと、ヨーグルトを買いに集まった人たちだとのこと。
ドアが開くと、人々はヨーグルト売り場にまっしぐら。
あっという間に、売り切れ。
売り切れたのは明治のR-1シリーズの、乳酸菌入りのヨーグルトだけ。
どこかのテレビ番組で、そのヨーグルトがインフルエンザの予防に効果があると
報じたらしいのだ。
インフルエンザが全国規模で蔓延しつつあり、高齢者が集団感染して死亡したニュースが
伝わっている折りでもあり、免疫力を高める効果があるというR-1ヨーグルトが
まるで、それを食べるとインフルエンザに罹らないとでもいう風評がながれているらしい。
たちまち、全国の食品売り場から明治のR-1ヨーグルトが棚から姿をけしつつている。
「マルエツでは、お一人さま2個に限るとしているのに、5個も抱えているおじいさんがいて、
買えなかったお客からクレームがついているのよ」
とかなんとか、
大震災の直後、わくわく亭の朝食用のヨーグルトが、どこも売り切れで、困った経験を
したが、こんどはインフルエンザ対策のためで明治ヨーグルト・パニックが発生らしい。
そのヨーグルトを食べたからといって、すぐにも免疫力が高くなるはずもない。
数ヶ月、半年、一年食べていれば、徐々に効果はあるのだろうが、
そんな理屈はどうでもいい。
テレビの健康番組でいいと言ったものには、すぐにとびつく。
困ったパニック型日本人が増えているらしい。
そのヨーグルトを買った人は、家に帰って食べる前に、うがいをして、手を洗ったほうが
インフルエンザ予防には効果があるでしょう。
余計なことかもしれませんが。