感動してしまうCMー続報

「感動してしまうCM」と題して九州新幹線全線開通のCMを紹介したが、

CMコメンテーターの天野祐吉さんが新聞でこんなことを書いていた。



「間違いなくこれは、ことしのベストテンに入っていいCMだとぼくは思うが、

わからないのはJRのCMの流し方である。

JR九州のCMは、どうして東京で流さないのか。

逆にJR東海のCMは、どうして九州や四国で見られないのか。

九州新幹線に乗ってみたい人は東京にもいっぱいいるし、京都へ行きたい人は

九州や四国にもたくさんいるだろうに、どうしてJR同士でCMの交換が

できないのか」と。



国鉄民営化によって、旅客鉄道がJR北海道JR東日本JR東海JR西日本

JR四国、JR九州に分割されたことで、各社のCMはテリトリー内だけのTV放映

に制限をして、域外での放映はできない 約束があるのではないだろうか。

いかにも旧国鉄から生まれた「民間企業」らしい縦割り官業的文化である。


いま問題の電力不足の事態にあって、テリトリーを分割した独占企業である電力会社

の不都合がよく似ている。