生肉

ユッケの食中毒で死者を出した。

生肉の衛生管理の不備が取り沙汰されるのは当然である。


ところで、ユッケとは何なのか。

わくわく亭はいまだかつて食べたことがない。

家族と焼き肉店で食事をすることもあるが、家族が生肉をオーダー(おそらくユッケなのだろう)

しても、わくわく亭だけは箸をつけたことがない。

動物の肉を生でたべることはキケンだという、子供の頃からの教育がしみついているからである。

生肉には動物に寄生している寄生虫の卵や特有の細菌がついているから、焼くなり煮るなり

しなければ食べてはいけないと、家庭でも学校でも教育されたものである。

アルコールにつけたサナダムシの卵や成虫を見せられて、それが様々なルートから

牛肉に付着するから、生肉を食べると、人間の腸内でサナダムシの卵がふ化するぞ~、と

おどされたのである。

だから、生肉は食べようと思ったことがない。


いつころから、日本人は生の牛肉を食べるようになったのだろう。

家族に訊くと、ここ十年くらいのうちにユッケが普及したということだ。

動物の肉は火を通したものを食べるといいのではないか。

こんなことを書くわくわく亭は、グルメではありませんな。