家を5センチ持ち上げる
わが家は目下耐震補強工事の真っ最中。
壁に筋交いを入れて壁面の強度を高くするのが主要な工事です。
この際だからと、洋間の床が沈んでいるのを調べてみたところ、南西の角で最大5センチも
沈んでいることが判明。
地面が沈降したのが原因と考えられる。
今日はジャッキで床を持ち上げる工事をした。
30分ほどの作業で成功。
写真は柱で梁を持ち上げているジャッキ。
つぎの写真は家と基礎の間に出来た5センチの隙間。
この隙間に補強材を挿入し、セメントをつめこんだ。
この影響で外壁に数カ所の割れ目が生じたが、あとで補修することに。
毎日大震災の余震といわれる震度3くらいの地震が東京でも続く。
耐震補強工事の依頼が引きも切らないとのことだ。
修理の依頼が屋根職人に殺到して、屋根屋はむこう3年分の仕事を抱えているという。
わが家は去年の秋に申し込んであったので、予定通り工事は進行している。
ひとつ気がかりがある。
さっき大工さんが帰りがけに、ジャッキをすえつけた床の下に、猫がいたというのだ。
虎猫だったという。
「尻っぺたに、ネズミ捕りの粘着シートをはりつけていたよ」
「台所の床下にネズミ捕りに何枚か仕掛けてあったシートを踏んだんだな」
「あんまり大きくない猫だったが、近所の飼い猫じゃないのかな。尻っぺたにシートを
くっつけて、また床下の奥へ逃げてったよ」
まだ床下にいると、可哀想だから、逃げ出せるようにと、床もふさがず、
ガラス戸も閉めないでいる。
なきごえでもしないかと、耳をすませてみたりする。
どうして猫が床下なんかに飛び込んだか。
それがわからない。