お次は水だ。

スーパーやコンビニから食糧品が、買いだめのために姿を消したと思ったら、

お次はペットボトルの水がなくなった。

食品の買いだめする人たちも、さすがに冷蔵庫や家の中が、パンや米や即席麺類の山になって、

寝るところもなくなったのだろう、徐々に勢いが弱くなった。

棚には、米も食パンも、袋入りの即席麺類も、店によっては売れ残るようになってきた。

わくわく亭が欲しいのは、納豆とヨーグルトで、これはまだ買えない。

しかしまもなく、どっさり余るようになるだろう。


すると今度は飲料水の番である。

買いだめに、血相変えて,ミネラルウォーターを買いに走る。

落ち着いて,考えてみよう。

放射性ヨウ素のレベルが基準値を超えたというのは、1歳未満の乳幼児と妊婦の健康被害

予防するための安全レベルだと言っている。

5歳未満の子供までを考慮するとして、5歳から平均寿命の80歳までの人までは健康被害

ないレベルだと言っている。

それを、大人達が買い溜めたなら、かんじんの幼児たちへ飲料水が回らないことになるよ。

いま、日本には60歳以上の高齢者は全人口の30%ですよ。

わくわく亭もそのグループに入っているが、幼児の安全のための水を、高齢者が

買いだめして飲む必要はないでしょう。それは幼児の水を奪うことになります。

十年飲み続けても、大人は甲状腺のガンにはかからない、と専門家が言っているではないですか。

第一、あと何十年も寿命があるわけじゃないです。

おばさんが、重いペットボトルを5本も買って、両手に持っている姿がテレビにうつるが、

転んで,怪我しますよ。


東京の金町浄水場でのヨウ素検出が発端だった。

しらべてみると、東京の水道水は朝霞浄水場など4,5ヶ所から供給されており、

それぞれの水をミックスしている。一ヶ所が事故などで断水しても、他から補うことで断水が

広がらないためらしい。

たとえば、わくわく亭の住む練馬は朝霞浄水場の水道水を飲んでいる。

金町は利根川から江戸川への水系の水を取水しているが、朝霞は荒川水系である。

金町の水が10%程度ミックスされていたとして、放射性ヨウ素の量は、10分の1に

なるだろう。

だから、あわててペットボトルのミネラル水を飲まなくてもいい、とわくわく亭は

思うのです。

パンもトイレットペーパーも、電池も、米も、カップラーメンも買いだめして

寝る場所もないのに、こんどは水を買いだめする人に、おねがいしたい。


どうか、納豆とヨーグルトを買いだめしないでくれませんか?