あっ、あの人も…

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(イラストは近藤聡乃さんの作品)


2010年にあの世に旅立った著名人のリストを眺めると、

自分が生きてきた時代を回顧することにもなる。

あっ、あの人も亡くなったのか。

あの人の本を読んだ、映画を見た、プレーを見た、歌も聞いた、ファンでもあった。

そうか、そんなに時が過ぎていたのか。

“先づすべからく無常を念フベシ。一期は夢のごとシ”(道元



 1月17日  小林繁(57)プロ野球投手


   27日  J・D・サリンジャー(91)アメリカ作家。「キャッチャー・イン・ザ・ライ

        世界中で若者のバイブルとして愛読されている。わくわく亭もまた。


 2月 8日  立松和平(62)作家

        作品は読んでいないが、テレビのレポーターとしてはよく見ました。


   11日  玉置宏(76) 芸能番組の司会者

        歌謡ショーでの名調子は忘れられないね。


   17日  藤田まこと(76)「てなもんや三度笠」「必殺仕事人」「剣客商売

        「てなもんや」は関西時代によく見てました。「仕事人」「剣客」はいまでも

        ケーブルテレビで見ています。


 3月11日  佐藤昭子(81)田中角栄元首相の秘書であり、愛人でもあった。

        田中派の金庫番で、彼女の許可なしでは角栄さんに会えないくらい、

        田中派の裏の権力者で、「越山会」の女王と呼ばれたものだった。


 4月 9日  井上ひさし(75)作家、劇作家

        いまも{戯作者銘々伝」は愛読しています。


 5月29日  デニス・ホッパー(74)アメリカ俳優

        「イージー・ライダー」は衝撃的な映画だった。


 7月 3日  梅棹忠夫(90)民俗学者 

        「文明の生態史観」は読みました。いまも書棚にある。


 7月10日  つかこうへい(62) 劇作家

        映画「蒲田行進曲」は、あまりに高い評判なので、見に行った。


   17日  石井好子(87)歌手

        彼女のシャンソンは好きではなかったな。


 8月21日  梨元勝(65)芸能リポーター


   29日  三浦哲郎(79)作家

        芥川賞となった「忍ぶ川」を読んで、その恋にあこがれたものです。


 9月 1日  花田勝治(82)横綱(初代)若乃花

        土俵の鬼といわれた激しい相撲で、栃錦と相撲人気の全盛期をつくった。

        わくわく亭少年も、もちろん若乃花ファンだった。


   11日  谷啓(78)ガチョーン


   16日  小林桂樹(86)映画俳優

        東宝の映画「社長シリーズ」はおそらく全作品映画館で見ましたね。


   26日  池内淳子(76)女優


   28日  アーサー・ペン(88)アメリカ映画監督

        「俺たちに明日はない」もちろん映画館へ見に行った。

10月 7日  大沢啓二(78)プロ野球選手、監督

        「親分」はいつもいい着物を着ていたね。

    8日  池辺良(92)俳優

        「青い山脈」から東映任侠映画まで、ずうっと二枚目役者だった。

        エッセイも雑誌で読んだことがあります。


   22日  坂田栄男(90)囲碁棋士本因坊


11月15日  星野哲朗(85)作詞家


12月28日  高峰秀子(86)女優

        喪主は夫で映画監督の松山善三さんだ。85歳になって愛妻に

        先立たれた松山さんのつらさは想像に余りある。


女優の池内淳子さんについては、ページをあらためて書くことにします。