あっ、あの人も…
(イラストは近藤聡乃さんの作品)
2010年にあの世に旅立った著名人のリストを眺めると、
自分が生きてきた時代を回顧することにもなる。
あっ、あの人も亡くなったのか。
あの人の本を読んだ、映画を見た、プレーを見た、歌も聞いた、ファンでもあった。
そうか、そんなに時が過ぎていたのか。
“先づすべからく無常を念フベシ。一期は夢のごとシ”(道元)
世界中で若者のバイブルとして愛読されている。わくわく亭もまた。
2月 8日 立松和平(62)作家
作品は読んでいないが、テレビのレポーターとしてはよく見ました。
11日 玉置宏(76) 芸能番組の司会者
歌謡ショーでの名調子は忘れられないね。
「てなもんや」は関西時代によく見てました。「仕事人」「剣客」はいまでも
ケーブルテレビで見ています。
4月 9日 井上ひさし(75)作家、劇作家
いまも{戯作者銘々伝」は愛読しています。
「イージー・ライダー」は衝撃的な映画だった。
「文明の生態史観」は読みました。いまも書棚にある。
7月10日 つかこうへい(62) 劇作家
映画「蒲田行進曲」は、あまりに高い評判なので、見に行った。
17日 石井好子(87)歌手
彼女のシャンソンは好きではなかったな。
29日 三浦哲郎(79)作家
土俵の鬼といわれた激しい相撲で、栃錦と相撲人気の全盛期をつくった。
わくわく亭少年も、もちろん若乃花ファンだった。
16日 小林桂樹(86)映画俳優
東宝の映画「社長シリーズ」はおそらく全作品映画館で見ましたね。
26日 池内淳子(76)女優
「俺たちに明日はない」もちろん映画館へ見に行った。
「親分」はいつもいい着物を着ていたね。
8日 池辺良(92)俳優
エッセイも雑誌で読んだことがあります。
11月15日 星野哲朗(85)作詞家
12月28日 高峰秀子(86)女優
喪主は夫で映画監督の松山善三さんだ。85歳になって愛妻に
先立たれた松山さんのつらさは想像に余りある。
女優の池内淳子さんについては、ページをあらためて書くことにします。