わが家のミュージシャン
もともと彼女は音楽が好きで、ボイストレイニングをしたり、歌ったり、楽器演奏したり
していた。
いまから11年前に、彼女がメンバーに加わっていた主婦ロックバンド「シャイニング・マム」
がちょっとばかり注目を集めたことがあって、ノンフィクション作家久田恵さんの取材で、
雑誌「清流」に「エイジレスな女性たち」という記事で紹介されたことがあった。
お仲間は、
KHさんが54歳 ギター
OCさんが55歳 ギター
SYさんが56歳 キーボード
OYさんが55歳 ドラム
そして、女房が52歳でベース担当だった。
「清流」2000年4月号と5月号に、
「熟女パワー炸裂の主婦ロックバンド。年齢の枠を打ち破った5人の快感」という面白い
記事になった。
おなじ2000年に、雑誌「音楽倶楽部」SPRING号の特集「大人バンド列伝」にも
取り上げられている。
その後、数年して解散してしまったものの、わくわく亭の女房はいまもベースを
練習している。
楽器と名がつくものでは、小学生の頃にハーモニカを吹いた経験があるくらいの
楽器音痴のわくわく亭とは、大違いである。
彼女が「矢沢永吉」のコンサートにうきうきして出かけるのを、
「ああ、行っておいで」とパソコンでゲームをしながら声をかける
このギャップは、かつてのロックバンドのベースと子供のハーモニカの差であろう。
写真は「シャイニング・マム」時代の彼女の“勇姿”であります。