マニュアル頭脳

朝日ニュースターのテレビ番組で、柳田稔法相の失言問題が議論されている中で、

コメンテーターの 川村晃司さんが話していたが、柳田稔法相は東大教養学部を中退して鮨職人になった

ことがあったそうだ。

うまく鮨が握れなくて、「おまえ大学へ戻ったほうがいいぞ」といわれたかどうかは分からないが、

鮨職人をあきらめて、こんどは東大工学部船舶工学科へ再入学した人らしい。

一度中退しながら、ふたたび東大の別の学部に再入学するのであるから、「お勉強」は

出来たにちがいがない。

だが、問題の広島での失言やその後の弁解、釈明を見ていて、受験問題に対する記憶力は

すぐれていても、想像力や創造性に欠ける「マニュアル頭脳」のようである。

それでは、鮨の職人には不向きだろう。

鮨職人はしゃきしゃきしてなくては、務まらない。

あんなおそまつな失言をする彼が握った鮨だと、握っているうちに鮨ネタが腐ってしまう

気がする。

鮨屋にならず、代議士になってよかったのだろうが、あれでは政治家としても、腐りそうだ。