崑劇

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このところ、図書館へ足繁く通って、明末清初の中国史について勉強をしています。

「旧院の妓」と仮題をつけている西暦1642年の中国南京の物語をぼちぼちと

書いているから、つぎつぎと勉強することが出てくるのです。

昼は役者で夜は遊郭幇間(たいこもち)という芸人が出てくると、当時の

演劇についての知識が必要になる。

そこで図書館へ。

中国演劇といえば、京劇。

しかし京劇とよばれるものは、わずか150年ほどの歴史を持つ演劇だ。

それより古い演劇についてしらべることになる。

1642年ころの演劇は崑劇であり、そのフシは崑曲という。

さきほどツイッターに投稿した記事があるので、それを転載します。

(1)中国演劇の歴史をしらべているところ。京劇の歴史はまだおよそ150年だそうだ。

   それ以前に様々な地方劇が群雄割拠していたわけだが。

(2)歌舞伎の玉三郎が中国劇「牡丹亭」に出演して、蘇州語でヒロインを演じ、

   中国で喝采を浴びている。その劇は京劇ではなくて、崑劇。

(3)崑劇は明代から清代に栄えた演劇だが、当時は女性役も男の役者がつとめた。

   近代の京劇では女優がつとめているから、玉三郎がヒロインをつとめたことで、

   中国古典劇にセンセーションをもたらしている。なんにしても、玉三郎はえらい。

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