「かれらの風貌」
「姫路文学」が復刊して15年になる。
そのまえに20年を超える長い休眠期間があった。
わくわく亭は大学卒業前に同人となり、87号に「シンデレラ姫」、88号に「少女小説的」
89号に「雀のおやど」、93号に「季節はずれ」、94号に「どんよりした遊園地」を
発表しているが、その後98号を最後に、休刊した。
復帰した。
それから15年になるのである。
復刊15周年記念号(123号)に「かれらの風貌」を発表した。
わが家にいた3頭の愛犬たちが、それぞれに15歳以上の長寿犬だったが、順番に
死んでいった、その終末の様子を書き綴ったものである。
オスの「オッキー」、メスの「チビ」は子供達がどこからか拾ってきたり、貰ってきたりした
雑種犬だった。「ラッキー」はかれら2頭の子だった。
3頭とも犬の寿命一杯に生きた。その臨終までの日々を書いた。