「冬のこうもり」
「姫路文学」122号に、わくわく亭は「冬のこうもり」という12ページ足らずの
「怪談」を書いた。
老人たちばかりが住民となってしまった、公団住宅。
孤独死したおじいさんが、ねまき姿で、夕方のコウモリのように団地を飛んでいる。
その下の部屋では3つと4つの姉弟が、薬物中毒で死んだ母親と、こたつで寝ている。
弟は、おじいさんが飛ぶのを見上げて、「あっ、ガッチャマン」と指さす。
現代の「怪談」「都市伝説」
ご主人を亡くして、一人暮らしをなさる70代の歴史作家Fさんは、
「本当に怖い話なのに、3回読みました」と長い手紙をくださった。
かなり、こわいらしい~。
合評会は2月14日姫路文学館で。
その翌日15日には、尾道まで足をのばしてくる予定です。