「ストローハットの夏」

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2009年11月発行の「別冊関学文芸」39号に、わくわく亭は「ストローハットの夏」

という高校生一年生を主人公にした小説を書いた。

ヨーガ達人をめざす、一人暮らしのおじいさんと高校生のふれあいから、「たとえどんなに小さな行為

でも、自分の外部に向かう行為をすると、世界は動く」というヨーガ哲学と、少年が

老人からもらったストローハットが、高校生に神通力をもたらして、

美少女との恋が……

15年に及ぶわくわく亭のヨーガ修行がリアリティを生んでいますよ。

1月30日付け神戸新聞朝刊で、作家の竹内和夫さんが同人詩評の中で

「ストローハットの夏」をとりあげてくれました。


  ストローハットの神通力という奇抜な着想と展開が、

 少年と老人の夢破れる経緯をメルヘン風に柔らかく包み込んだ秀作である。


全文は下の写真で読めればいいのですが。

竹内さんから「秀作」とポチ☆がつくのはうれしいです。「恋ヶ窪」がそうだったので、

そのレベルの作との評価だと、勝手に解釈してよろこんでいます。

花本圭司(詩人)さんは年賀状で、「大傑作です。感動しました」と書いてくれましたから、

手応えはあったのですが。(笑)


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おなじ記事の中に、「姫路文学」122号の貞廣康子さんの「伊豫路へ」が取り上げられている。

{記事の112号は誤植です)

この号にはわくわく亭の短編怪談「冬のこうもり」掲載。

それについては、ページを改めて書きます。