ちあきなおみ「冬隣」
今夜のNHKBS2で、「まるごと大全集・ちあきなおみ」という2時間番組をみた。
YOUTUBEから、これまでも「さだめ川」「紅とんぼ」「紅い花」を転載させて
もらっているが、今夜は「冬隣」を転載。
まるで彼女のその後の運命を予見して作られたかのような曲である。
似たような発想の詩としては、森山良子さんが早世した兄をイメージして書いたという「涙そうそう」
があるが、そちらは南の島の明るさが背景にあるから、救われる。
こちらは、「地球の夜更けは、さみしいよ」と歌われると、困るよ。
その切なげな顔で歌われると、なんともはや。
ちあきなおみさんには、なんど泣かされることか。
「冬隣」とは俳句で使われる季語で秋のことだそうです。