中国新聞『恋ヶ窪』書評

11月15日(日)の中国新聞に『恋ヶ窪』の書評が掲載された。

中国新聞広島市に本社を置く、広島県の地方紙であるが、作者が

尾道の出身であることから、たびたび取材して記事にしていただいている。

執筆者は文化部のウメハラ記者で、なんとも味わい深い書評となっている。


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後半の8行は“絶品”といっていいだろう。

壁を越えられないまま、緊張感から逃れるように2人が選ぶ別離。

今どきの小説には珍しい結末が新鮮だ。

伝わるのは上質の茶にたとえたい人生の苦さ。それを引き立てる、上品な

和菓子に似た甘さが読後に残る。


ウメハラさんに感謝です。