『尾道坂道書店事件簿』
今朝の朝日新聞一面に載せられた書籍広告である。
この広告を見るのは、これで3回目。どれだけ出版社である「本の雑誌社」が、この本の
販売に力を入れているかの証明である。
広告から内容の説明を紹介しよう。
坂の町・尾道に車いすで店頭を駆け回る書店員がいた… 新米時代の七転八倒から、悪性リンパ腫との闘い、そして車いすで職場復帰してからの 刺激的で幸福な日々。 本を売ることに全力をかけ、地元に愛される本屋をつくる書店員と仲間たちの熱い物語。 本への愛情と郷土への思いを綴るエッセイ集。
作者は児玉憲宗さんといって、尾道にある書店「啓文社」の社員さんである。
なぜ、わくわく亭がこの本を紹介するかと言えば、啓文社さんには本の販売で
一方ならぬお世話になっているということもあるが、児玉さんは「仙酔堂」という名前で
ブログを書いており、そこでわくわく亭の著書や経歴を詳しく紹介いただいたり、
最近では「おのみち地域SNS」で拙著尾道三部作を紹介してもらったりしているから、
いわば「おかえし」の意味もあるのです。
いつだったか、朝日新聞の日曜の読書ページで、中学生たちに読書をすすめる児玉さん
の記事を読んだことがあるし、ネットの本屋さんの情報発信では大活躍をしている
熱血の書店員さんとして知る人ぞ知る存在なのである。
この本が全国でベストセラーにでもなって、ドラマ化でもされたら、それこそ
「事件簿」の中の「大事件」になることだろう。
児玉さん、ご出版おめでとうございます。
ベストセラーになりますように!