三方六(さんぽうろく)
わくわく亭がマンガ評論に明け暮れているものだから、
「これを写真に撮って載せてみたら」と女房殿のご託宣が下る。
「三方六」という北海道名菓のバウムクーヘンである。
「三方六」とは薪の寸法のこと。開拓時代に薪が、木口のサイズ三方が、
それぞれ6寸(18センチ)だったので「三方六」と呼ばれたらしいそうで、
それからつけた菓子の名前。
外側にホワイトチョコにミルクチョコをかけて白樺の木肌を模している。
なぜ、女房がこれを気に入ったかというと、
食べ歩いて、さいごにこの「三方六」で仕上げにしたそうだ。
いかにも美味しそうだった。大乃国は北海道出身で、昔から大好物だったらしい。
たまたま、お中元のシーズンで贈答品のカタログが送られてくるので、開いていたところ、
「三方六」が載っていた。
女房はお中元を親戚に贈るついでに、自宅に「三方六」を送ったのだ。
それが、今日わが家に届いたという次第。
まず女房が試食して「おいしい」
「あなた、ブログに載せたら」だって。
以上の経緯で、「三方六」をUPしました。
菓子の箱に入っていた説明文に、三浦綾子さんの随筆の一節が引用されています。
『他の都市のお菓子屋さんに叱られるのを覚悟でいえば、帯広の街ほどお菓子のおいしい街も
珍しいのではないか。特にあの「三方六」というお菓子は、わが夫(味にかけては、ちょっとばかりうる
さい男ですぞ)の激賞して止まないお菓子である』
と、これはまあ、地元びいき、地元ほめ、そしてご亭主自慢の見本のような一文です。(笑)
しかし、わくわく亭も、三浦さんのご主人の味覚に反対するものではありません。
おいしいバウムクーヘンですよ。^^