名門「VIKING」は健在ですね。
舟生芳美さんからハガキが来ました。
『サンカンペンの壺』贈呈への礼状です。
舟生さんは小説「くぐってもいいですか」で第11回の「ナビール文学賞」を受賞した女流作家で、
神戸の同人誌「VIKING」の気鋭の同人です。
れたと評判になったものでした。
ところで、「VIKING」は同人誌ながら月刊誌なのです。
津本陽といった作家を輩出してきました。
当時は、ナントカ文学新人賞の応募からではなくて、こうした同人誌から才能の発掘がなされていました。
舟生さんの「くぐってもいいですか」は芥川賞候補に挙がってもおかしくない力作ですが、
中央の出版界は新人賞応募作に注目するあまり、いまでは同人誌への目配りがおろそかになってしまいました。
残念な状況です。
それはさておいて、彼女からのハガキに『サンカンペンの壺』の感想が記されています。
どうも、わくわく亭は自分の作品を読んだ人から「泣いた」と聞くと、それが女性であればなおのこと、
ご機嫌な気分になるのです。(軽薄のそしりは甘んじて受けます)
それで、この記事をUPしたというわけです。