ルイス・C・ティファニー(1)

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 ティファニーといったら、すぐにNY5番街にある、高級装飾品店の名前を思いつく。あるいはオードリー・ヘップバーンの映画『ティファニーで朝食を』かもしれない。

 それって、間違いじゃないんです。

 アール・ヌーヴォーのガラス工芸の巨匠とうたわれたルイス・カムフォート・ティファニーは、そのNYの宝石商ティファニーの長男として生まれた人だからです。

 1848年の生まれです。

 アール・ヌーヴォーのガラス工芸というと、どうしてもフランス生まれのエミール・ガレの名がまっさきに浮かんできますが、このルイス・ティファニーはガレとほとんど同時代に活躍した人なのです。

 彼の驚異のステンド・グラス、鮮やかな色彩と陰影を演出するランプなどを、いくつかUPして、アメリカのアール・ヌーヴォーに触れてみることにします。

 この写真は『人魚のウインドー』と呼ばれています。

 1905年ころの制作で、ルイスが57歳のころのもの。

 サイズは169x154cm。


 幻想的な、初回に紹介する、ティファニーにふさわしい美しい作品です。