どこ?月島の「もつ煮」

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 わくわく亭とDJのタキザワ氏、ノンフィクション作家のタカミヤ氏の3人は、銀座で「真夏座」の

公演を観てから、地下鉄有楽町線で月島へいきました。

 路地の中で商いをしている味で評判の「もつ煮」の店をめざしたのです。

 「雑誌やテレビで紹介されたから、きゅうにお客がふえて、夕方から2時間半で、その日の仕込みが売り切れて、営業終了という繁盛ぶりです」とタカミヤ氏の情報。

 以前にも来たことがあるという、タカミヤ氏のうしろにくっついて、路地という路地をさがしていきました。

 月島は「もんじゃ焼き」ですっかり全国にしれわたり、家族連れや若いカップルであふれています。

 映画「男はつらいよ」の柴又帝釈天の商店街か、浅草の裏通りに似た下町の商店街で、路地という路地

は植え込みと植木鉢とで半分占められており、映画「3丁目の夕陽」の雰囲気そのまま。

 「もつ煮」の店では、マドぎわで煮込みを売るばかりで、座って食べる店舗はもたない。酒もビールも売らないから、客はめいめい酒屋で買ってきて、マドのへりに腰掛けを置いて飲みながら「もつ煮」をたべている。

 もつは一串が100円。とにかく、うまい。

 路地は客で埋まってしまう。みんなご近所のおじさん達だ。

 ビニールの袋へ入れてもらってテークアウトするおじさんも少なくない。

 ビールがきれると、自分で酒屋へいって買ってくる。

 そうやって、6時半くらいまで、売り切れになるまで、おじさん達はおしゃべりしながら飲み食いを
楽しむのであります。

 タカミヤ氏いわく。
 「どうです、この風景で、すぐ短編小説が書けるんじゃないですか」
 「うん、そうだね。だけど、何回か通ってきてさ、おもしろい話のひとつも耳にできたらなー」

 写真は、「もつ煮」の路地を尋ねようとしたら、無人だったレトロな交番と、夕暮れの月島商店街、そして「もつ煮」のある路地をとったものです。


 われら、3人は、つぎには月島名物「もんじゃ焼き」を食べにいくのでした。

 いったい何軒あるのだろう。のきなみ殆どが「もんじゃ」の店舗だ。細い路地の中にもあって、どこへ
いったらいいものか、判断に迷ってしまう。

 されば、客があふれて、そとにまで順番待ちをしている店を、うまい店と考えるとして…いざゆかん。